ランニングで期待できる8つの効果と知っておきたい5つの注意点
ランニングを始めると、少しずつ長く走れるようになるだけでなく、心肺機能や持久力の向上、体重管理、健康維持、気分転換など、身体と心のさまざまな面に変化が期待できます。こうした効果は、フルマラソンへの挑戦を支えるだけでなく、階段や坂道を歩く、長時間外出するといった日常生活をより活動的に過ごすことにもつながります。
一方で、走り過ぎによるけがや疲労、暑い時期の熱中症など、ランニングをするうえで気をつけたい点もあります。このSTEPでは、ランニングによって期待できる主な効果を、身体や心への変化とともに見ていきます。あわせて、安全に楽しむために知っておきたい注意点についても紹介します。
1. 心肺機能と持久力が向上する
ランニングを始めたばかりの頃は、少し走っただけで息が上がったり、脚が重くなったりすることがあります。それでも無理のないペースで走ることを続けていくと、次第に同じペースでも呼吸に余裕が生まれ、以前より長い時間走れるようになっていきます。こうした変化を支えているのが、心肺機能や全身の持久力です。
ランニングでは、肺から取り込んだ酸素を血液に乗せ、心臓から全身へ送り、その酸素を筋肉で使いながら身体を動かしています。走る習慣を続けることで、こうした酸素を取り込み、運び、利用する仕組みが運動に適応していきます。こうした身体の適応によって、以前より余裕をもって走れるようになっていきます。
これは、フルマラソンを目指すうえで大切な変化です。フルマラソンでは、一時的に速く走れること以上に、長時間にわたって身体を動かし続ける力が必要になります。最初は数分しか続けて走れなかった人でも、ランニングを続けながら身体を慣らしていけば、5km、10kmと走れる距離を伸ばしていく土台ができます。もちろん、42.195kmを走るためには脚の筋力やエネルギー補給、ペース配分などほかの要素も必要ですが、心肺機能と持久力はその基礎となる能力の一つです。
心肺体力を表す指標の一つに「VO₂peak」があります。簡単にいえば、運動しているときに身体がどれくらい酸素を取り込み、利用できるかを表す指標です。ランニングを継続することで、こうした持久力に関わる能力の向上も期待できます。ただし、初心者の段階でVO₂peakの数字を気にする必要はありません。まずは「以前より少し長く走れる」「同じ距離でも少し楽に感じる」といった変化を積み重ねることが大切です。VO₂max(最大酸素摂取量)や持久力を高めるための具体的なトレーニングについては、後のステップで詳しく解説します。
こうしたランニングで身につく持久力は、日常生活のさまざまな場面でも役立ちます。階段を上る、坂道を歩く、買い物や旅行で長時間歩くといった日常生活でも、私たちは心肺体力を使っています。体力に余裕が生まれると、こうした場面でも疲れを感じにくくなり、身体を動かすことが楽になります。
年齢と身体活動量によるVO₂peakの違い
心肺体力は年齢とともに低下していくことが知られていますが、日頃の身体活動量によって、その低下の程度には違いがみられます。
ノルウェーの大規模健康調査「HUNT Study※1」では、健康な一般成人を対象にVO₂peakを測定し、約10年間にわたる変化を調べています。VO₂peakは、運動中にどこまで酸素を取り込み、利用できたかを見る指標の一つで、この研究では30秒間の平均で最も高かった酸素摂取量を用いています。
約10年間隔で2回の測定を受けた1,431名では、VO₂peakは年齢とともに低下し、その低下幅は年代が上がるほど大きくなる傾向が確認されました。
このグラフでは、余暇に行う身体活動量によって参加者を分け、年齢とVO₂peakの関係を男女別に示しています。身体活動の推奨量をより満たしている人ほど、年齢を重ねてもVO₂peakが高く維持される傾向がみられます。
ただし、この研究はランニングだけを対象にしたものではなく、余暇の身体活動全般を調べた観察研究です。そのため、「ランニングをすれば必ず同じ変化が起こる」と示したものではありませんが、日頃から身体を動かす習慣と心肺体力の維持には関連があることがうかがえます。
2. エネルギーを消費し、体重管理に役立つ
ランニングを始めると、普段の生活に加えて、走ることでもエネルギーを消費するようになります。身体を動かす機会が増えることで、健康的な体重の維持や管理にも役立ちます。
走ることで消費するエネルギーは、体重や走る速さ、時間などによって変わります。例えば、体重50kgの人が1キロ6分ペースで30分間走った場合、消費するのは約233kcal。ご飯約150g(茶碗に軽く1杯程度)に相当するエネルギー量です。この数値は、運動の強さを示す「メッツ」という指標を使った目安で、同じ速さで走るなら、時間が長いほど消費量も増えていきます。メッツの詳しい説明と消費カロリーの計算方法は、この章の下部で紹介しています。
体重の増減を左右するのは、食事から摂るエネルギーと、身体を動かすことなどで消費するエネルギーのバランスです。摂取するエネルギーが消費する量を上回る状態が続けば体重は増え、反対に消費する量が上回る状態が続けば体重は減少するという関係にあります。
ただし、減量を目指す場合、走ることだけで大きな成果を得るのは簡単ではありません。ランニングによって消費するエネルギーを増やすことに加え、食事の量や栄養バランスを見直すことも効果的です。また、十分な睡眠をとるなど、日々の生活習慣も体重管理に関わる要素の一つです。
ランニングの良さは、日常生活の中でエネルギーを消費する機会を増やせること。走ることを習慣にし、食生活や暮らし方にも目を向けることが、長期的な減量や健康的な体重管理につながります。
ランニングによるダイエットの具体的な方法や考え方については、「ランニングによるダイエットを成功させる効果的な方法と考え方」で詳しく紹介しています。
メッツ(METs)と消費カロリーの計算方法
運動による消費カロリーを計算する方法の一つが「メッツ法」です。メッツ(METs)とは、安静にしているときを1として、身体を動かしたときに何倍のエネルギーを消費するかを示す指標のこと。この数値を使えば、運動の種類や時間、体重から、おおよその消費カロリーを求められます※2。
計算方法は次のとおりです。
消費カロリー(kcal)= メッツ数 × 実施時間(時) × 体重(kg)
例えば、体重50kgの人が30分間身体を動かす場合、運動の種類や速さによって消費カロリーには次のような違いが生まれます。
- 安静に座っている:1.0メッツ/約25kcal
- ウォーキング(時速4km):3.0メッツ/約75kcal
- ランニング(1キロ6分ペース):9.3メッツ/約233kcal
- ランニング(1キロ4分ペース):14.8メッツ/約370kcal
同じ30分間でも、運動の種類や強度によって消費カロリーにこれだけの差が生まれます。ただし、これらの数値には安静時の消費エネルギーも含まれており、実際の消費量には個人差があります。
メッツについてさらに知りたい方は、スポーツ庁の「運動強度(METs)」で見る、効果的な身体活動は?も参考になります。身近な運動や日常生活の活動を例に、分かりやすく解説されています。
3. 生活習慣病の予防と健康維持につながる
ランニングは、体力づくりだけでなく、生活習慣病の予防や健康維持にも役立つ運動です。ランニングを習慣にすると、血圧や血糖値の調節、脂質の代謝など、身体のさまざまな働きに良い影響が期待できます。
走っている間は、筋肉に酸素や栄養を届けるために心臓の動きが活発になり、全身の血流が増えます。こうした運動を習慣にすると、血管が広がりやすくなり、血圧を調節する働きにも良い影響が生まれます。これは高血圧の予防や改善だけでなく、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを減らすことにもつながる変化です。
また、走ると筋肉は血液中の糖をエネルギーとして使い、運動を続けることで、血糖値を下げるホルモンであるインスリンも働きやすくなります。これにより血糖値を調節する働きが改善され、2型糖尿病の発症リスクを下げる効果が期待できます。さらに、中性脂肪などの脂質代謝にも良い影響があり、食生活と組み合わせることで適正体重の維持にもつながります※3。
こうした健康への効果は、一度にたくさん走るよりも、自分の体力に合った運動を無理なく続けることで得られやすくなります。ただし、ランニングだけですべての病気を防げるわけではありません。食事や睡眠などの生活習慣とあわせて、長期的な健康維持を支える一つの要素といえます。
4. 脳の健康や認知機能にも良い影響がある
ランニングは、体力の向上だけでなく、脳の働きにも良い影響をもたらすことが期待されています。運動は、頭の中を整理する助けになるほか、新しいアイデアを生み出す発想力や想像力にも良い影響を与えると考えられています。
例えば、仕事や勉強で行き詰まったとき、少し走ってみることで、それまで思いつかなかった解決方法が浮かぶこともあります。一定のリズムで身体を動かし、日常の作業から離れる時間を持つことが、考えを整理する助けにもなります。
また、ランニングなどの運動は、注意力や記憶力、状況に応じて考えを切り替える力など、日常生活に欠かせない「認知機能」にも良い影響を与えると考えられています。運動を習慣にすることは、仕事や勉強への集中力を保ち、新しいことを学ぶ力を支えることにもつながります。
運動を続けることは、加齢に伴う脳の衰えを緩やかにする可能性があります。年齢を重ねると、記憶力や判断力などの認知機能は少しずつ変化していきますが、日頃から運動をしている人は、運動量の少ない人に比べ、認知機能の低下や認知症のリスクが低い傾向がみられます※4。また、有酸素運動を続けることで、記憶や学習に関わる脳の働きを保つ効果も期待できます。
こうした効果はランニングだけに特有のものではなく、ウォーキングなどの有酸素運動にも共通しています。無理のない範囲でランニングを生活に取り入れることは、日常の集中力や考える力を支えるだけでなく、将来の脳の健康を保つことにもつながります。
5. ストレスや不安を和らげ、気分転換になる
ランニングには、ストレスや不安を和らげ、気持ちを落ち着かせる効果も期待できます。その理由の一つとして考えられているのが、運動によって身体の中で起こる変化です。例えば、45分間のランニングを行った研究では、「エンドカンナビノイド」という体内物質が増え、不安感が低下したことが確認されました※5。この物質には、脳の神経細胞同士の情報伝達を調整する働きがあり、ストレスや不安への反応にも関わると考えられています。こうした変化が、走り終えたあとの爽快感や不安の軽減に関係している可能性があります。
また、走ること自体も、気持ちを切り替えるきっかけになります。仕事や家事などの悩みが頭から離れないときでも、走り始めると呼吸や足の運び、周囲の様子などに意識が向きます。屋外なら普段の生活環境から離れ、景色や季節の変化を楽しめます。悩みそのものがなくなるわけではありませんが、考え事から一時的に離れる時間をつくれます。
こうした運動の効果は、うつ病の症状がある人を対象とした研究でも調べられています。2024年に発表された218件の研究をまとめた分析では、ウォーキングやジョギングなどの運動によって、抑うつ症状が軽減される傾向が示されました※6。ランニングなどの運動は、心の健康を支える方法としても研究が進められています。
「今日は10分間走れた」「前回より長い距離を走れた」といった小さな目標の達成も、満足感や自信につながります。走り始めた頃には難しかったことが少しずつできるようになると、自分の成長を実感できることもあります。こうした成功体験を積み重ねられることも、ランニングの魅力の一つです。
ただし、ランニングをすれば必ず気分がよくなるわけではありません。また、強いストレスや不安、うつ病などの心の問題が、走ることだけで解決するわけでもありません。気分の落ち込みや不安が長く続く場合は、専門家への相談も大切です。ランニングは、その日の体調や気分に合わせ、無理のない範囲で取り入れましょう。
6. 寝付きや睡眠の質の改善に役立つ
ランニングを習慣にすることは、寝付きや睡眠の質の改善にも役立ちます。適度な運動を続けると、寝付くまでの時間が短くなり、夜中に目が覚める回数が減るなど、睡眠によい影響をもたらすことが研究で報告されています。
また、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動では、深い睡眠の時間が増えたり、朝起きたときに「よく眠れた」と感じやすくなったりすることも報告されています。こうした効果は、一度にたくさん走ることよりも、適度な運動を継続することで得られやすくなります※7。
ランニングを習慣にすることは、活動する時間と休息する時間にメリハリをつけ、規則正しい生活リズムを保つことにも役立ちます。
ただし、運動する時間帯や強度によって、睡眠への影響は異なります。夕方や夜のランニングも睡眠の改善に役立つとされていますが、就寝直前に激しい運動をすると、心拍数や体温が高い状態が続き、かえって寝付きを悪くする場合があります。夜に走る場合は、就寝の2〜4時間前までに終え、身体を落ち着かせる時間を確保するとよいでしょう※7、※8。
運動のしすぎにも注意が必要です。体力に見合わない激しいランニングや長時間の運動を繰り返すと、身体の回復が追いつかず、筋肉の痛みや強い疲労が残ることがあります。また、過剰な運動が身体にとってストレスとなり、心身の緊張が続くことで、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりする場合もあります。疲労が強いときには、無理に走らず、休養を優先することも大切です※7。
もちろん、「走れば必ずよく眠れる」というわけではありません。睡眠にはストレスや生活習慣、寝室の環境なども関係しており、運動による効果にも個人差があります。まずは無理のないペースでランニングを取り入れ、寝付きや翌朝の目覚めなど、自分の睡眠にどのような変化があるかを確かめてみましょう。
7. 骨や身体機能の維持・向上に役立つ
ランニングは、脚で自分の体重を支えながら進む運動です。着地のたびに身体は地面から衝撃を受け、その力を筋肉や関節などで受け止め、吸収します。このとき、脚や腰の骨にも力が加わり、骨を丈夫にするための刺激になります。
骨には、古い骨を壊しながら新しい骨をつくる働きがあります。適度な負荷がかかると、骨をつくる細胞の働きが促され、負荷に耐えられるように骨がつくり替えられていきます。こうした仕組みによって、ランニングは骨密度の維持や骨の強化に役立つと考えられています。
また、走るときには太ももやふくらはぎ、お尻など、下半身の筋肉を繰り返し使います。無理のないランニングを続けることで、筋肉を長く使い続ける「筋持久力」の向上も期待できます。こうした力は、長く歩いたり、階段を上ったりする日常の動作にも役立つものです。
身体を動かす働きには、筋肉だけでなく神経系も関わっています。ランニングでは、片脚で身体を支えながら、着地や蹴り出しに合わせて複数の筋肉を動かしています。こうした動きを調整しているのが神経系です。走る動作を繰り返すことで、筋肉を働かせるタイミングや姿勢の保ち方など、身体を上手に使う能力の向上も期待できます。
年齢を重ねると、骨密度や筋力に加え、身体の動きを調整する能力も徐々に低下し、以前は楽にできていた動作が負担になることもあります。ランニングを習慣にすることは、こうした加齢による身体機能の低下を緩やかにし、活動的な生活を続ける助けになるといえます。ただし、筋力やバランス能力を保つには、ランニングだけでなく、筋力トレーニングやバランス運動などを組み合わせることも大切です。
スウェーデンの50歳以上の男女358人を約10年間追跡した研究では、握力は50代から低下がみられ、バランス能力は60代以降に低下が大きくなる傾向が報告されています。グラフは1年あたりの平均変化率を示したもので、黒い縦線は95%信頼区間を表しています。なお、この研究はランニングの効果を直接調べたものではありません※9。
一方で、走る量を増やせば、それに比例して骨や筋肉が強くなるわけではありません。筋持久力を高めるには、体力に応じて少しずつ負荷を増やすことも有効ですが、急に走る距離を増やしたり、疲れが残ったまま走り続けたりすると、疲労骨折や関節の痛みなどにつながるおそれがあります。また、骨や筋肉の健康を保ち、神経系の働きを支えるには、たんぱく質やカルシウム、ビタミンDなどを含む栄養バランスのよい食事も重要です。運動の負荷に身体を適応させるには、十分な休息も欠かせません。
大切なのは、自分の体力に合った負荷をかけ、十分な休養と組み合わせることです。身体の変化に合わせながら、無理なくランニングを続けていきましょう。
8. 人との交流が広がるきっかけになる
ランニングは、一人で自分のペースを守りながら楽しめる運動ですが、人との交流が広がるきっかけにもなります。走ることを通じて、普段の生活では接点のなかった人と知り合ったり、共通の趣味や目標を持つ仲間ができたりすることがあります。
身近なところでは、家族や友人と一緒に走ることもその一つです。走りながら会話を楽しんだり、同じコースに挑戦したりすることで、共通の時間を過ごせます。また、ランニングクラブやサークルでは、年齢や職業、ランニング経験の異なる人たちと知り合う機会があります。練習方法やランニングシューズについて情報を交換するなど、走ることを共通の話題にして交流を深められます。
グループランや練習会などのランニングイベントは、一緒に走ることを通じて、新しい人と知り合うきっかけになります。また、ランニングを通じて知り合った人とマラソン大会に参加したり、友人や職場の同僚とチームを組んでリレーマラソンに出場したりするなど、走る楽しさや経験を共有することもできます。
ランナー同士のつながりは、ランニングを続ける楽しみにもなります。一緒に走る日を楽しみにしたり、練習の成果や大会での経験を話し合ったりすることで、次も走ろうという気持ちが生まれることもあります。
SNSやランニングアプリは、こうした交流を補う手段にもなります。練習記録を共有したり、お互いの挑戦を応援し合ったりすることで、離れた場所にいる人とも交流できます。
もちろん、ランニングを楽しむために、誰かと交流する必要はありません。一人で走る楽しさもあれば、仲間と走る楽しさもあります。そのときの気分や目的に合わせて、さまざまな楽しみ方を選べるのも、ランニングの魅力です。
ランニングで知っておきたい5つのマイナス面
ランニングは健康に役立つ一方、走り方や環境によっては身体に負担がかかったり、危険が生じたりすることもあります。ここでは、5つのリスクを紹介します。
1つ目は、ランニングによるけがや故障です。ランニングでは着地の衝撃が脚に繰り返し加わります。特に初心者は走る動作に慣れておらず、普段あまり使わない筋肉にも負荷がかかるため、少し走るだけでも痛みが出ることがあります。寒い時期に筋肉がこわばったまま走り出すことや、距離・ペース・頻度の急な増加も故障の原因になります。痛みを感じた場合は、無理に走り続けないことが大切です。また、段差につまずいたり、滑りやすい場所で転倒したりすることによるけがにも注意が必要です。
2つ目は、疲労の蓄積です。十分に回復しないまま走り続けると、疲労が蓄積して身体の不調を招き、けがや故障につながることもあります。身体の回復には睡眠や食事、休養が必要で、毎日走ることが必ずしも良いわけではありません。
3つ目は、熱中症や脱水です。走ると体温が上がり、汗とともに水分や塩分が失われます。気温だけでなく湿度も影響し、初夏に向けて気温が高くなる日などは、身体が暑さに慣れていないため注意が必要です。適切に水分や塩分を補給し、天候に応じて走る時間やペースを調整することが重要になります。
4つ目は、紫外線の影響です。屋外で長く走るほど紫外線を浴びやすく、日焼けに加えて皮膚や目の健康にも影響します。日差しの強さに応じて日焼け止め、帽子、サングラスなどを活用するとよいでしょう。
5つ目は、交通事故などの危険です。道路や歩道では車や自転車、歩行者との接触に注意が必要です。交通ルールを守り、走っている間も周囲を確認することが欠かせません。早朝や夜間には、明るい色の服や反射材も役立ちます。
こうしたリスクは、ランニングをするうえで常に意識しておきたい点です。自分の体力や体調に合わせて無理なく走ることはもちろん、天候や周囲の状況にも気を配り、安全にランニングを行うことが大切です。
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