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ナイキがエアポッドを追加した新しい厚底シューズ「Nike Air Zoom Alphafly NEXT%」を発表

Nike Air Zoom Alphafly NEXT%

ナイキは、「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」の次世代モデルとなる「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」を発表しました。

このシューズは、2019年10月に行った「INEOS 1:59 Challenge」でエリウド・キプチョゲがフルを1時間59分40秒で走った時に、プロトタイプを履いていており、正式なリリースが待たれていたモデルです。また、2020年1月31日に、競技シューズの管理するルールが変更になったことで、プロトタイプの構造が規制を受ける対象になるため、どのような形でリリースされるかが注目を集めていました。

Nike Air Zoom Alphafly NEXT%とエリウド・キプチョゲ

公開されたレースシューズ「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」は、前モデルから改良されたフルレングスで単一の"カーボンファイバープレート"を内蔵し、肉厚な"ナイキ ズームX"のクッションを持ちます(ソールの厚さは39.5mmの模様)。さらに前足部には、クッション性とエネルギーリターンを向上させる"ナイキ ズームX エアポッド"左右2つに分けて装備。アッパー部は、通気性に優れた軽量な"フライニット アッパー"を採用しています。これら全てが、クッション性とランニングエコノミーの向上につながり、レースに挑むランナーを支援していきます。

  • <Full-length Carbon Fiber Plate>
    安定性とスムーズな移行を提供します。前足の剛性を高めて推進の感覚を提供します。
  • <Nike ZoomX Cushioning>
    軽量、最適なエネルギーリターンを提供し、エネルギー損失を最小化します。
  • <Nike Zoom Air Pods>
    クッション性を追加し、エネルギーリターンが増加します。

Nike Air Zoom Alphafly NEXT% の機能構造

デザインは、これまでの蛍光色などの明るい色合いから一転し、ブラックを基調にし、ミッドソールとロゴにアクセントカラーのグリーンを使用しています。

今リリースでは「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」の発売日の言及はありませんが、改正されたルールでは、競技で使用する4か月前には市場に流通していることが条件になっているため、東京五輪で使用する場合、春先には一般向けに発売されている必要があります。

トレーニング用モデル「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」

Nike Air Zoom Tempo NEXT%

上記のシューズと共に、「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」と、脱着のしやすい「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ」も公開されました。このモデルはトレーニング用に調整されており、日々のランニングで使えるシューズです。「アルファフライ」同様に、エアパッドが採用される一方で、内蔵プレートは、柔らかさと長距離走行時の快適性を向上するため、複合素材に変更されています。フォームは中足部、前足部に反発性のあるZoomXを使用し、踵部には衝撃吸収と、耐久性のために"リアクトフォーム"を使用しています。

「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」は、2020年夏頃の発売が予定されています。

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