「Nike ZoomX Vaporfly Next%」の構造やカーボンプレートの配置が見られるムービー

Nike ZoomX Vaporfly Next%

ナイキのランニングシューズ「Nike ZoomX Vaporfly Next%」は、多くのトップランナーにレースで使用され表彰台に立ち、エリウド・キプチョゲが1時間59分40秒(非公認)というレコードを出し、マラソンの2時間の壁を破ることに大きく貢献しました。しかし、このシューズのミッドソールは高いクッション性を持ち、反発力を生むカーボンプレートが埋め込まれているため、必要以上に走りをアシストし公平性を欠くのではないかという意見も出はじめています。

この度YOUTUBEにアップされた動画「Cutting Open The Nike ZoomX Vaporfly Next%」では、このシューズの性能に迫るとともに、シューズの解体することで、その構造を見ることができます。

この動画では新品のシューズを解体していくので、シューズを大切にするマインドの人には不快感や勿体ないという印象を与えるかもしれません。この類の動画に抵抗を感じる人は、動画を見ずに他の記事へ移動することをおススメします。

また、この動画の解説は英語なため日本語で聞き取りたい場合は、音声翻訳アプリなどを使ってみると良いでしょう。

「Cutting Open The Nike ZoomX Vaporfly Next%」の動画

動画は、次の3つの構成からなります。

(1) Get them(00:42~)
(2) Test them(01:18~)
(3) Destroy them(06:55~)

(1)ではスポーツショップでシューズを250ドルで購入。(2)では「Nike ZoomX Vaporfly Next%」と一般的なランニングシューズとの履き比べを行います。トレッドミル使った1マイル走や、垂直飛びでの比較をスローモーションを交えて解説します。着地時のミッドソールの変形具合をスロー見ることで、クッション性能の確認ができます。

(3)では、カッターを使いシューズを解体していきます。図面を見ながら、アッパー部からパーツごとに切り分けていき、最後にミッドソールを2つに切り分けてカーボンプレートの配置を確認していきます。「Nike ZoomX Vaporfly Next%」は高価なシューズのため自分で購入して、このように解体することはなかなか出来ないため、貴重な動画といえます。

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