「第71回 別府大分毎日マラソン大会（別大マラソン）」の概要と結果・速報 - 2023年2月5日開催

レース順位

• 1位

  2:06:43

  イブラヒム・ハッサン（ジブチ）※大会新記録

• 2位

  2:06:48

  ダニエル・キプチュンバ（ケニア）

• 3位

  2:07:44

  市山 翼（小森コーポレーション）※MGC獲得

• 4位

  2:07:47

  横田 俊吾（青山学院大学）※MGC獲得／学生新記録

• 5位

  2:07:53

  聞谷 賢人（トヨタ紡織）

• 6位

  2:07:55

  木村 慎（Honda）※MGC獲得

• 7位

  2:08:00

  小山 司（SUBARU）※MGC獲得

• 8位

  2:08:26

  丸山 竜也（トヨタ自動車）

• 9位

  2:08:48

  安井 雄一（トヨタ自動車）

• 10位

  2:09:06

  作田 直也（JR東日本）※MGC獲得（2レース平均）

•  

• 13位

  2:09:41

  村本 一樹（住友電工）※MGC獲得（2レース平均）

レース経過

• START

  天候は晴れ。気温9度、湿度50％、風は微風。12時の号砲とともに 4000名を超えるランナーが一斉にスタート。ペースメーカーは キロ 3分の設定。

• 1km

  3分01秒で通過。5人のペースメーカーが引っ張る形で集団が通過する。

• 5km

  15分01秒で通過。先頭グループは縦長の大きな集団になっている。

• 10km

  30分03秒で通過。先頭グループは 42人の大きな集団。

• 15km

  45分05秒で通過。先頭グループは39人。徐々に遅れる選手が出ているが、招待選手を中心に依然大きな集団を形成している。

• 20km

  1時間00分09秒で通過。先頭グループは 35人。

• HALF

  1時間03分25秒で通過。タイムを倍にした単純計算での完走予想タイムは 2時間6分50秒。

• 25km

  1時間15分11秒で通過。先頭グループは 31人。

• 26km手前

  先頭グループにいたハムザ・サハリ（2020年優勝者）が右脚裏の臀部あたりに異変を見せた様子を見せてスローダウンして止まってしまう。また、先頭グループから遅れていた村山紘太も足に異変を感じている模様。

• 27km

  先頭グループが縦長に広がり始め、小椋裕介が給水で先頭グループの後方に下がっていく。

• 29km

  小椋裕介が弁天大橋の上り坂で先頭グループから遅れていく。かなりキツそうな表情を見せる。

• 30km

  1時間30分13秒で通過。この時点でペースメーカーが外れると、先頭グループの前方には、イブラヒム・ハッサン、ダニエル・キプチュンバの 2名が先行する。その後に市田孝、市山翼がつけ、その後に 10人程度の 5位グループが続く。30km過ぎで定形駿が止まる。

• 35km

  1時間45分11秒で通過。ハッサンが先頭に立ち、3秒遅れてキプチュンバが続いている。その後に市田孝、市山翼、横田俊吾、丸山竜也、木村慎、小山司、聞谷賢人らの縦長の 3位グループ 11人が続く。

• 36km

  ハッサンがキプチュンバを引き離し単独で先頭に立つ。

• 38km

  聞谷が3位グループを引っ張り、まず丸山が遅れ、横田、小山も遅れていき、3位グループは聞谷、市山、木村の 3名になる。

• 40km

  2時間00分10秒で、ハッサンが単独先頭で通過。12秒差で 2位のキプチュンバが通過し、3位グループの 聞谷、市山、木村が 49秒差で通過する。

• 41km

  一時は後退していた横田が追い上げを見せ、3位グループに迫っていく。

• 42km

  横田が 3位グループに追いつき、聞谷、市山、木村を含めた 4名で、日本人トップを争うトラック勝負に入る。

• FINISH

  イブラヒム・ハッサンが 2時間06分43秒で大会新記録で優勝をした。2位に 2時間分秒でダニエル・キプチュンバが入り、3位には 時間分秒で市山翼が入った。4位に入った横田俊吾は学生記録を更新してゴールした。

優勝者・上位者インタビュー

＜優勝者：イブラヒム・ハッサン（ジブチ）＞
ー 大会記録での優勝の気持ちについて
優勝、そして大会新記録が作れて本当に嬉しく思っています。
ー 大会のコースについて
コースはフラットで非常にいいコースでしたし、雰囲気も良く走りやすかったです。

＜3位（学生新記録）：市山 翼（小森コーポレーション）＞
ー 今の気持ちについて
これまで何度かマラソンを走らせていただいて、MGCの出場権を手に入れることができなかったので、今回、正直日本人トップを狙っていたので、MGCとともに日本人トップをとれて嬉しく思います。
ー 今回のタイム（2時間44分07秒）について
ラストの直線で自分の自己ベストを切れるかもしれないというのがあったので、悔しい所もありますが、日本人トップがとれたので満足しています。
ー MGC獲得し、その意気込みについて
MGCはオリンピックに向けての第一歩だと思っているので、MGCをとっている選手の中で戦って結果を残し、オリンピックに近づけたらなと思います。
ー 今後の目標について
しっかりオリンピックで結果を出すことと、いろいろな人の目標になる選手になるように頑張りたいと思います。

＜4位（学生新記録）：横田 俊吾（青山学院大学）＞
ー レースについて
去年よりは余裕をもって進むことができて、4年生は今年箱根駅伝で良い結果が残せなかったので、後輩たちに「やってやったぞ」というのを見せたくて、意地で最後、日本人2位まで上り詰めました。
ー 昨年の初マラソン、箱根初出場をへての今回の結果について
今年やってきたことが間違ってなかったので、（原）監督には感謝です。

大会概要

2023年で 71回目の開催になる「別府大分毎日マラソン大会」は、ワールドアスレティクスのランクで “エリート” ラベルの指定を受けているレースです。

ジャパンマラソンチャンピオンシップ（JMC）シリーズ のシーズン2 においては、男子の G1グレード に指定されています。パリ五輪に向けた「ジャパンマラソンチャンピオンシップ（MGC）」の出場選考対象になる MGCチャレンジ指定大会でもあり、日本人の 1～3位で 2時間10分00秒以内、4～6位で 2時間09分00秒以内、もしくはワイルドカードとして着順に関係なく 2時間08分00秒以内、 対象レース2本の平均タイムが2時間10分以内が MGC出場権獲得の条件になっています。

また同大会は「ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会日本代表選手選考競技会」および「杭州2022アジア競技大会 日本代表選手選考競技会」の日本代表選手選考競技会を兼ねています。

開催地とコース

開催地は大分県大分市。高崎山下海岸にある水族館「うみたまご」前をスタートし、大分市の市街地と別府湾に面した海沿いのルートを走り、大分市営陸上競技場でゴールする 42.195km。高低差は 10m程度とフラットですが、海風の影響を受けやすいコースです。

主な参加選手

選手検索

参加ランナーの追跡は「応援navi」で、選手名・ゼッケンで検索ができ、ラップタイムなどの情報を見ることができます。

放送・配信