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初心者ランナーにおすすめのランニングシューズとシューズ選びのポイント

ランニングを始める時に、まず揃えたいのはランニングシューズです。普段履きのスニーカーなどでも走ることはできますが、長い距離を走ろうとすると機能的に足りていない所があり、足やカラダへの負担がかかってしまいます。

ランニングシューズは、走るための機能に特化してしているため、着地により足が受ける衝撃の吸収性に優れており、さらにシューズによる反発性で走りをサポートしてくれます。そのため、相性の良いランニングシューズに出会うことは、ランニングをより楽しく快適にするアイテムとなってくれます。

ランニングシューズ選びのポイント

シューズはフィット感が重要

ランニングシューズは、スポーツメーカーをはじめとして、様々な機能をもつモデルが販売されています。そのため、初めてランニングシューズを買いに行くと、どれを購入したら良いか迷ってしまいます。そこで、シューズを選ぶ時のポイントとして “フィット感” と足を保護する “クッション性” の 2点が挙げられます。このポイントを踏まえて、ランニングシューズは長い時間履いて走るものなので、相性のよいシューズを探したいところです。

アディダスが公表した『”過去一年以内にマラソン大会へ初めて参加した方 ”を対象に行った「マラソンシューズに関する調査※1」』によると、ランニングシューズの機能で重要だと思われているポイントは「フィット感」ということが分かりました。フィット感は、購入検討時に約3人に 1人が重視し、28.3%が購入の際の決め手となったと回答しています。また、初めてのマラソン大会に参加した後の回答では、フィット感を重視する人が 37.8%に増加しており、シューズにおけるフィット感の重要性が明らかになっています。

初めてのマラソン大会の前と後で重視したシューズの機能は? 割合を示すグラフ

同様に初めてのマラソン大会に参加した後の回答として、クッション性が 34.3%、軽量性が 32.7%となっています。クッション性については、マラソン大会前が 23.1%のため、その重要度が 10%以上増加していることからわかるように、大会で長い距離を走った後に、シューズの軽さと足の負担を軽減するクッションの必要性を感じ取ったということが伺えます。


自分のサイズを知る

自分の足の特徴を知っておくことで、より良いシューズ選びができます。オンラインショップを利用してシューズを購入する際には、サイズを計り自分の足のサイズを知ることが重要です。

ランニングシューズについては、メーカーやモデルによりサイズ感が変わるため、足のサイズ長さだけでなく、幅と甲の高さについても確認しておきます。幅があったり、甲が高い人の場合、レギュラーモデルだと圧迫されることもあるので、より幅の広いワイドサイズも選択肢として考えられます。また、長時間走っていると血液が下半身にたまり足がむくむため、むくみの少ない朝方よりも、その状態に近い夕方にサイズを測定するようにします。サイズを測る時は、下記URLのページを参考にすると良いでしょう。

足のサイズの測り方 ☆eSPORTS eケンコー支店☆
https://www.rakuten.ne.jp/gold/esportskenko/size/shoes/

もし専門店などに足を運べる場合は、店舗に訪れてショップでサイズの測定をしてもらったり、店員と相談しながら購入することで、相性の良いシューズを見つけやすくなります。オンラインショップを利用する場合は、サイズ交換が可能なお試し期間を設けているサイトを選び、実際に履いてから選ぶようにすると良いでしょう。

サイズを試せるサイトとしては、Amazonの “Prime Try Before You Buy” がおすすめです。迷うサイズを複数送ってもらい、その中から気に入った商品を購入し、その他の商品は返送が可能なサービスです。


プロネーションについて

ランニングで接地する際、“踵の倒れこみ” と “足首のねじれ” による「プロネーション ※2」という機能でカラダへの衝撃を吸収をしています。プロネーションのタイプは人により異なり、適切な倒れこみをするニュートラルの人だけでなく、過度に内側に倒れこむ “オーバープロネーション” の人や、倒れこみが少ない “アンダープロネーション” の人もいます。過度に倒れこめば接地が不安定になり、倒れこみが少なければ衝撃を吸収できずに脚部への負担を増やしてしまいます。

自分のプロネーションを自覚しずらい場合は、使い古した靴の靴底で、すり減り具合を見ることで知ることができます。一部だけ多く摩耗してすり減り方が激しければ、そのエリアに荷重が偏っており、大きい負担をかけていることになります。これらのプロネーションに対応したシューズは、アシックスをはじめとしたメーカーから販売されているため、必要であればチェックをしてみると良いでしょう。

プロネーションタイプの比率 ※2
  • アンダープロネーション 23%
  • ニュートラルプロネーション 35%
  • オーバープロネーション 43%

ビギナー向けのモデルを選ぶ

初めてランニングに挑戦しようとシューズを選ぶ時は、初心者(ビギナー)向けのランニングシューズとして作られているもの、もしくは 1キロのタイムが 6分以上が想定されているものから選ぶと良いでしょう。初心者向けのシューズは、走るための持久力や筋肉が十分ではないランナーのために、足を十分に保護する機能やエネルギー消費を抑えながら効率よく走れるように工夫した構造が取り入れられています。

シューズを選ぶ時に、“好きな選手が履いているモデル” や “好きなデザインやカラー” を優先してシューズを選んでしまうことにはリスクがあります。トップランナーが履いているものや、レーサー仕様のシューズは、走る筋力やフォームがしっかり身に付いていることを前提としたつくりのため、機能性を引き出せないだけでなく、怪我や故障に繋がる可能性があります。


モデルの世代に注目

ランニングシューズにはモデル名がついており、さらにリニューアルを重ねてきた世代数を数字で表しているモデルがあります。例えばアシックスの「ゲルカヤノ」や「ゲルニムバス」、ミズノの「ウェーブライダー」などがそれにあたります。こうしたモデルは、各メーカーのベーシックな機能が盛り込まれており、安定した性能を発揮してランナーの走りをサポートしてくれます。サイズも小さいサイズから大きいサイズまであり、幅もワイド仕様なども用意されており、より多くの人に対応しているのも特徴です。また走力レベルが上がってもトレーニング用などで使われていることもあり、ランニング初心者に限らず、多くの人に愛用されています。数字がこれまでに築いてきた信頼の証ともいえるため、シューズ選びの一つの基準として見ることができます。


レビューや口コミをチェックする

ランニングシューズを購入を検討する時に、チェックしておきたいのが、レビューや口コミなどで、実際に使ってみた人達の意見です。これはカタログや公式サイトでの商品説明やスペックとともに、見ておきたい情報です。こうした情報は、大手販売サイトの口コミ情報や SNS、YouTubeの動画から見つけることができます。これらは、ショップに足を運ばずにオンラインで購入をしようとしている人にとっては、とても参考になるものです。

初心者向けのおすすめランニングシューズ

アシックス「GEL-KAYANO 30」

アシックス「GEL-KAYANO 30」の画像

「GEL-KAYANO」シリーズは、1993年から展開している当社を代表する長距離ランニング用の高機能モデルです。「GEL-KAYANO 30」は、走り始めから終わりまでの疲労によるランニングフォームの変化に注目し、安定性と快適性を両立させたモデルです。足を固定して動きを制限するのではなく、長時間の走行によるランニングフォームの変化に適応した “4D GUIDANCE SYSTEM(フォーディガイダンスシステム)” を新たに採用し、安定性と快適性を両立させています。アシックススポーツ工学研究所が実施した走行テストでは、「GEL-KAYANO 30」は快適性において高い評価を得ており、被験者からは「最初に履いたときよりも長時間走った後の方がより快適である」という評価の声がありました。

「GEL-KAYANO 30」は、安定性やクッション性を重視しており、かかとが大きく内側に倒れ込み過ぎるオーバープロネーションの方、フルマラソン完走を目標とする方におすすめです。

商品概要
商品名
GEL-KAYANO 30(ゲルカヤノ 30)
価 格
19,800円(税込)
サイズ
[Men's] 24.5~29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm、31.0cm、32.0cm
[Women's] 22.5~26.5cm(0.5cm刻み)
ウィズ
[Men's] スタンダード/エキストラワイド
[Women's] スタンダード/ワイド
銘 柄
アシックス
発売日
2023年7月27日

アシックス「GEL-NIMBUS 25」

アシックス「GEL-NIMBUS」商品画像

「GEL-NIMBUS」シリーズは、1999年から展開している、アシックスを代表するクッション性を重視した高機能モデルのひとつです。「NIMBUS」はラテン語で「雲」を意味し、文字通り走りを軽く快適に感じさせ、雲の上で走っているような履き心地を提供します。25代目のシューズでは、南オーストラリア州の “The Biomechanics Lab” による快適性テストで、最も快適性に優れたランニングシューズとランナーから評価されました。

着地時にかかとが適度に内側に傾くニュートラルプロネーションのランナーと、かかとの内側への傾きが小さいアンダープロネーションのランナーに適したシューズ設計 ※2がなされています。フォームやアッパー素材には、環境面に配慮した素材が使われています。目安として、フルマラソンの完走~5時間台を目指し、1キロ 6分30秒~8分程度のランナーに適しています。

商品概要
商品名
GEL-NIMBUS 25(ゲルニムバス 25)
価 格
19,800円(税込)
サイズ
[Men's] 24.5~29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm、31.0cm、32.0cm
[Women's] 22.5~26.5cm(0.5cm刻み)
ウィズ
[Men's] スタンダード/ワイド/エキストラワイド
[Women's] スタンダード/ワイド
発売日
2022年2月上旬

ミズノ「WAVE RIDER 27」

ミズノ「WAVE RIDER 27」商品画像

「WAVE RIDER 27」は初心者から中級者に向けたランニングシューズで、気持ちよく前に進む走り心地が特長です。今回のモデルではかかと部分の構造を見直し、さらなるアッパーのフィット感の向上を目指しました。またソール部には、前モデル(「WAVE RIDER 26」)と同じミズノ独自の高反発ソール素材 “MIZUNO ENERZY” とクッション性と安定性を両立する “MIZUNO WAVE” を搭載することで、スムーズな走りをサポートします。

商品概要
商品名
WAVE RIDER 27(ウエーブ ライダー 27)
価 格
14,850円(税込)
サイズ
[Men's] 24.5~29.0cm、30.0cm
[Women's] 22.5~26.0cm
ウィズ
[Men's] スタンダード/スーパーワイド
[Women's] スタンダード/スーパーワイド
重 さ
[Men's] 約280g(27.0cm片方)
[Women's] 約235g(24.5cm片方)
銘 柄
ミズノ
発売日
2023年8月25日

アディダス「adidas SUPERNOVA RISE」

アディダス「adidas SUPERNOVA RISE」商品画像

走ることを楽しむための “心地よさ” を提供する「adidas SUPERNOVA RISE」は、新素材「DREAMSTRIKE+(ドリームストライクプラス)」をミッドソールに採用したデイリーランニングシューズです。

「DREAMSTRIKE+」をミッドソール全体に配することで、今までにない「ぶっちぎり」の履き心地を実現。またランニング中の足の動きから着想を得た「サポートロッドシステム」と、快適なフィットを提供する「コンフォート ヒール フィット」のテクノロジーが組み合わさり、毎日走りたくなる心地よさと安定性、日々のランニングに求める高いクッション性を実現しています。

商品概要
商品名
adidas SUPERNOVA RISE(アディダス スーパーノヴァ ライズ)
価 格
15,400円(税込)
サイズ
[Men's] 22.0~30.0cm
[Women's] 22.0~28.0cm
重 さ
[Men's] 277g(27cm片足)
ソール
ドロップ 10 mm
銘 柄
アディダス
発売日
2024年2月

ニューバランス「Fresh Foam X 1080 v13」

ニューバランス「Fresh Foam X 1080 v13」商品画像

“Fresh Foam” は、クッション性をコンセプトとし、Data to Designの考えに基づき単一素材でありながら、その形状によってクッション性と安定性を両立することで機能性とスムーズな走り心地を実現したミッドソールプラットフォームです。

2023年秋より、ソフトなライド感と軽量化を実現し、Fresh Foam X 1080 が「v13」にアップデートしました。更なる軽さと反発性を加えた新しいミッドソール、タイト過ぎない Fit感に改良したアッパーで長時間のランニングも快適にサポートします。「Fresh Foam X 1080 v13」はデータに基づき一新したアウトソールが着地から足抜けまでの重心移動をサポートし、ロングジョグから日常使いまで幅広いシーンで活躍します。

商品概要
商品名
Fresh Foam X 1080 v13(フレッシュフォーム エックス テンエイティ)
価 格
18,700円(税込)
サイズ
[Men's] D,2E/25.0~29.0cm
[Women's] B,D/22.0~25.5cm
銘 柄
ニューバランス
発売日
2023年10月13日(金)

<参考文献・サイト>