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キリアン・ジョルネ氏がツイートした動画に、リスクについての様々なコメントが寄せられる

トレイルランニングのカリスマランナーの1人である、キリアン・ジョルネ氏は、2021年8月19日(金)に、「Do you have a favorite trail?」の文面ともに、高山の切り立った崖で、僅かな足場のルートを疾走する動画をアップしました。

このツイートには、21日の時点で 2万の “いいね” と、3千を超えるリツイート、そして 7百近いコメントが寄せられています。一歩間違えれば滑落という大きなリスクが感じられる挑戦的なランニングの動画に対しては、肯定的なコメントは少なく、滑落への心配や警鐘、事故時のレスキューについてや、動画を模倣するランナーへの配慮について言及するコメントが多くを占めました。

21日には、コメントで展開された議論を踏まえて、キリアン・ジョルネ氏がこの動画へのリスクマネージメントについて言及しました。キリアン氏はこうした議論を前向きにとらえており、キリアン自身がリスク評価について執筆した記事「R - mtnath」を紹介しています。

この記事では、キリアン・ジョルネ氏のリスクについての考え方を説明した後、今回の動画のような活動を共有することについて『 It’s not set to be an example(模範になることを目的としているわけではありません)』と言及しています。さらに続けて、下記のように述べています。

The PGHM (mountain rescue in Chamonix valley) statistics for the last 10 years show that the accidentology haven’t changed much in this period. It’s a minority the cases of accidents on free solo or fast alpinism, but they’re highlighted by the press every time, deforming the perception of the population. Many people says that is irresponsible for elite athletes to show those images and activities. And there we can see 2 different angles. In one edge, to show images of those activities might be seen as a sort of way to give ideas to others to try to emulate and lead to a possible accident. On the other edge to only show the main activities (like climbing in Himalaya alone in alpine style) without showing the reality of the training might lead to the belief that you don’t need to grow your capacities to do a main activity. I think that transparency is always the correct way, and therefore without giving much information of those trainings (strava routes, live or recent conditions, etc) I feel it’s important for people to see what it looks my training to be able to do then the main activities.

<和訳> PGHM(シャモニー渓谷の山岳救助隊)の過去10年間の統計によると、事故の発生状況はあまり変わっていません。フリーソロやファストアルピニズムでの事故は少数派ですが、毎回マスコミに取り上げられ、人々の認識を歪めています。多くの人は、エリートアスリートがそのような映像や活動を見せることは無責任だと言います。そこには2つの異なる角度があります。1つは、そのような活動の画像を見せることは、他の人が真似をしようとするアイデアを与えるようなものであり、事故につながる可能性があるというものです。一方では、トレーニングの現実を見せずに、メインの活動(アルパインスタイルでヒマラヤを一人で登るなど)だけを見せることは、メインの活動をするために能力を高める必要はないという考えにつながるかもしれません。私は、透明性は常に正しい方法だと考えています。そのため、これらのトレーニングの情報(stravaルート、ライブまたは最近のコンディションなど)をあまり提供せずに、私がメインの活動を行うためにどのようなトレーニングをしているのかを見てもらうことが重要だと考えています。(翻訳:DeepL翻訳ツール)

R - mtnath

今回の動画自体は記事で言及される「メインの活動」に当たると考えられますが、キリアン・ジョルネ氏についてのトレーニングや経歴については、SNSやYouTubeの動画、書籍などを通して知ることができます。

Kilian Jornet Burgada - キリアン・ジョルネ氏のWebサイト
https://www.kilianjornet.cat/