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箱根駅伝の予選会が 2020年10月17日に東京都立川市で開催され、本戦出場の10大学が決まる

年始の恒例のイベントとして注目を集める『東京箱根間往復大学駅伝競走』こと「箱根駅伝」。2021年 1月に行われる「第97回 箱根駅伝」の本戦への出場資格をかけた予選会が、2020年10月17日(土)に東京都立川市にある陸上自衛隊立川駐屯地内で開催されました。

今回の年の予選会は、新型コロナウイルスの影響のため、例年とは異なる形での開催になります。

第97回 箱根駅伝予選会の結果

天候は雨模様で、9時時点で 11.6度、風速 約1mの微風のコンディション。各大学から集まった選手たちは、本戦への切符をかけて9時35分、一斉にスタートしました。

レースでは、雨が徐々に降りが強くなる中で熱戦が繰り広げられました。計測ラインを10人が通過する順位は刻々と入れ替わり、特に10位前後の予選通過ラインの付近とみられる大学の間では、激しい争いが見られました。また、フラットな周回レースだったため、レースのペース配分などのチームによる戦略が例年よりもはっきりと見られ、順位に反映されていきました。

レースの結果は、1位には序盤から安定していた順天堂大学が入り、2位には中央大学、3位に城西大が入りました。4位以下は、神奈川大、国士舘大、日本体育大、山梨学院大と常連校が続きました。8位の法政大学からは僅差で、9位に拓殖大学が、10位には 7年ぶりに本戦出場となる専修大学が入りました。

予選通過ライン以降は、11位の筑波大学は僅か 18秒差で専修大学に届かず、19年ぶりに本戦出場を逃した 12位の中央学院大学は 37秒差でした。また、常連校の上武大学は 14位、日本大は 18位に沈み、予選通過はなりませんでした。

なお、新型コロナウイルスの感染対策のため、例年行われている広場で大型ボードを使用しての順位発表は行われず、密集を避けるために、選手は大学ごとのテントに分かれて、順位の発表を聞きました。

レース結果

  • 1位
    10:23:34 順天堂大学(10年連続 62回目)
  • 2位
    10:26:13 中央大学(4年連続 94回目)
  • 3位
    10:29:37 城西大学(2年ぶり 16回目)
  • 4位
    10:29:59 神奈川大学(11年連続 52回目)
  • 5位
    10:30:38 国士舘大学(5年連続 49回目)
  • 6位
    10:30:49 日本体育大学(73年連続 73回目)
  • 7位
    10:30:50 山梨学院大学(2年ぶり 34回目)
  • 8位
    10:33:31 法政大学(6年連続 81回目)
  • 9位
    10:33:46 拓殖大学(8年連続 42回目)
  • 10位
    10:33:59 専修大学(7年ぶり 69回目)
  • --予選通過ライン--
  • 11位
    10:34:17 筑波大学
  • 12位
    10:34:36 中央学院大学
  • 13位
    10:36:07 麗澤大学
  • 14位
    10:36:44 上武大学
  • 15位
    10:38:05 駿河大学
  • 16位
    10:39:22 大東文化大学
  • 17位
    10:39:55 東京農業大学
  • 18位
    10:43:14 日本大学
  • 19位
    10:43:49 慶応義塾大学
  • 20位
    10:46:38 亜細亜大学
  • 21位
    10:48:30 関東学院大学
  • 22位
    10:48:30 流通経済大学
  • 23位
    10:49:57 平成国際大学
  • 24位
    10:50:16 東京経済大学
  • 25位
    10:51:54 日本薬科大学
  • 26位
    10:52:27 明治学院大学
  • 27位
    10:53:18 武蔵野学院大学
  • 28位
    10:54:12 立教大学
  • 29位
    10:55:11 桜美林大学
  • 30位
    11:01:16 育英大学
  • 31位
    11:02:34 芝浦工業大学
  • 32位
    11:11:09 立正大学
  • 33位
    11:35:28 高崎経済大学
  • 34位
    11:36:30 東京大学
  • 35位
    11:40:08 帝京平成大学
  • 36位
    11:46:01 東京理科大学
  • 37位
    11:49:24 東京大学大学院
  • 38位
    11:50:07 湘南工科大学
  • 39位
    11:52:09 一橋大学
  • 40位
    11:58:33 学習院大学
  • 41位
    12:05:32 東京工業大学
  • 42位
    12:09:23 茨城大学
  • 43位
    12:12:48 上智大学
  • 44位
    12:24:12 埼玉大学
  • 45位
    12:27:48 東京工業大学大学院
  • 46位
    12:32:37 防衛大学校

個人順位

  • 1位
    1:00:13 ラジニ・レメティキ(拓殖大学)
  • 2位
    1:00:21 ライモイ・ヴィンセント(国士舘大学)
  • 3位
    1:00:23 ノア・キプリモ(日本薬科大学)
  • 4位
    1:00:34 ジェームズ・ブヌカ(駿河台大学)
  • 5位
    1:01:41 三浦 龍司(順天堂大学)
  • 6位
    1:01:43 猿橋 拓己(筑波大学)
  • 7位
    1:01:44 池田 耀平(日本体育大学)
  • 8位
    1:01:45 菊地 駿弥(城西大学)
  • 9位
    1:01:46 西 研人(筑波大学)
  • 10位
    1:01:47 吉居 大和(中央大学)

第97回 箱根駅伝の出場大学が出揃う

2021年1月2日、3日に行われる「第97回 箱根駅伝」の参加 20大学のすべてが決定しました。出場校は、第96回大会のシード校 10大学、今回の予選会通過の 10大学です。本戦では、予選会で活躍を見せた個人の選手で作る関東学生連合チームの 1チームが加わり、全21チームでレースが行われます。

シード大学(10大学)
青山学院大学、東海大学、國學院大學、帝京大学、東京国際大学、明治大学、早稲田大学、駒沢大学、創価大学、東洋大学

予選通過大学(10大学)
順天堂大学、中央大学、城西大学、神奈川大学、国士舘大学、日本体育大学、山梨学院大学、法政大学、拓殖大学、専修大学

関東学生連合チーム(予選会より選手を選抜 1チーム)

箱根駅伝予選会について

箱根駅伝予選会

この予選会は、2021年1月2日(木)、3日(金)に東京大手町~箱根町芦ノ湖間を往復する「第97回 箱根駅伝」への出場権を獲得するために行われるレースです。今回の参加校数は、2019年の予選会より3校増え、初出場の湘南工科大を含んだ 46大学です。

予選会のレースには、各校から10名~12名の選手が出場し、各校上位10名の合計タイムが少ない大学から、本大会に出場する10校が選出されます。また、本大会の出場権が得られなかった大学の選手で構成される、関東学生連合チームの編成も行われます。

開催地とコース

予選会は、東京都立川市で開催されます。例年であれば、レースは陸上自衛隊立川駐屯地内を周回した後、立川市街地を通り、起伏のある国営昭和記念公園内をぐるっと巡り園内の広場付近でゴールするコース行われます。

しかし、コロナ禍で行われる今回の予選会は、陸上自衛隊立川駐屯地内に設定された周回コースを使い、ハーフマラソン(21.0975km)の距離で行われます。周回コースは 1周が約 2.6kmで、フラットで、直角に近いカーブが4か所あります。

予選会の観覧について

箱根駅伝の予選会は、一大イベントとして各大学の応援団やOB、駅伝ファンなどが多く観戦に訪れますが、今年はコロナ禍にあり、密集することを避けるため無観客で行われます。

テレビでは、日本テレビで当日の午前9時25分より「SAPPOROスポーツスペシャル 第97回 箱根駅伝予選会」として、生中継されます。

予選会プログラムについて

予選会プログラムは、関東学生陸上競技連盟のホームページ(https://www.kgrr.org/)で、10月12日(月)より、予選会の公式プログラムの注文フォームから、1冊800円(税込・送料別)で受付けています。

第97回 箱根駅伝予選会の概要

予選会概要
大会名 
第97回 東京箱根間往復大学駅伝競走予選会
開催日時
2020年10月17日(土) 9:35 スタート
開催地 
東京都立川市 陸上自衛隊立川駐屯地
距 離 
ハーフマラソン(21.0975km)
参加校 
46大学
テレビ放送
番組名 
SAPPOROスポーツスペシャル 第97回 箱根駅伝予選会
生放送 
2020年10月17日(土) 9時25分~11時25分[日本テレビ]
録画放送
2020年10月17日(土) 19時00分~21時00分[BS日テレ]
URL 
https://www.ntv.co.jp/hakone/

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