アシックスとグーグルの支援により視覚障がいのあるランナーがアシックスのオンライン駅伝を伴走者なしで完走

「NPO法人アキレス・インターナショナル・ジャパン」所属の視覚障がいのある 6人のランナーの画像

アシックスは、グーグル合同会社(以下、グーグル)とともに、視覚障がいのあるランナーだけでバーチャル駅伝レース「ASICS World Ekiden 2022(アシックスワールドエキデン2022)」に参戦するというチャレンジを支援し、参加した 6人のランナー全員が「Project Guideline(プロジェクトガイドライン)」を活用して襷を繋ぎ、伴走者なしで 6区間 42.195kmを完走しました。

このチャレンジは、グーグルの研究開発プロジェクトである「Project Guideline」を用いて実施されたもので、2022年11月12日に NPO法人アキレス・インターナショナル・ジャパンに所属する視覚障がいのある 6人のランナーにより達成されました。

「Project Guideline」利用イメージ画像

「Project Guideline」は、すべての人が、自由に、自立して自分の可能性を追求できる、そんな社会を目指す小さな一歩として始まった取り組みで、Androidスマートフォン上で動作する機械学習技術を駆使した画像認識モデルを使用しています。地面に引かれた色のついた線を見分け、その線がランナーよりも左か、右か、中央なのかを瞬時に判断し、ヘッドフォンを通じて音声シグナルを送り、ランナーはその音を頼りに、線から逸れることなくランニングを楽しめる仕組みです。

アシックスでは、「健全な身体に健全な精神があれかし」を創業哲学に掲げ、世界中のすべての人々の心身の健康向上に寄与するプロダクト、サービス、環境の提供を目指しています。今後も、誰もが一生涯運動・スポーツに関わり、心と身体が健康で居続けられる世界の実現に向けて取り組んでいきます。