エチオピア勢が1、2フィニッシュをした、世界陸上 男子マラソンレースの結果

カタールのドーハで開催されている、第17回世界陸上競技選手権大会の男子マラソンが、2019年10月5日(金)から6日(土)にかけて行われました。日本からは、今大会4回目の参加の川内優輝をはじめ、二岡康平、山岸宏貴の3選手が出場しました。

スタートは、5日の23時59分の深夜。スタート時刻の気温は29度、湿度49%で、9月28日に同コースで行われた女子マラソンよりも条件は良くなりましたが、選手にとっては厳しい条件には変わりありません。

コースは、ドーハ湾の海岸線に設けられたフラットな片道3.5kmの往復する7kmのコースを6往復(42km)と、プラス195m。夜開催のため照明がコースを照らしますが、美しい海岸線などの風景は見えないため、単調な道のりとなり、選手のメンタルに与える影響があると考えられます。

第17回世界陸上競技選手権大会 マラソンコースTBS「世界陸上ドーハ ハイライト」放送より

【目次】

レース結果

レースは、L.デシサが2時間10分40秒で優勝、M.ゲレメウが4秒遅れで2位になり、エチオピア勢の1.2フィニッシュになりました。3位には、11秒遅れの2時間10分51秒で、ケニアのA.キプルトが入っています。

日本勢は、山岸が2時間16分43秒で25位、川内が2時間17分59秒で29位、二岡が2時間19分23秒で37位でした。

レース結果
  • 1位
    2:10:40 L.デシサ(エチオピア)
  • 2位
    2:10:44 M.ゲレメウ(エチオピア)
  • 3位
    2:10:51 A.キプルト(ケニヤ)
  • 4位
    2:10:57 C.ホーキンス(イギリス)
  • 5位
    2:11:09 S.モコカ(ロシア)
  • 6位
    2:11:29 Z.タデッセ(エリトリア)
  • 7位
    2:11:44 El H.アバシ(バーレーン)
  • 8位
    2:11:49 H.ザーリ(モロッコ)
  • 25位
    2:16:43 山岸宏貴(日本)
  • 29位
    2:17:59 川内優輝(日本)
  • 37位
    2:19:23 二岡康平(日本)

全選手の順位とタイムは、下記のURLでご覧になれます。
https://www.iaaf.org/competitions/iaaf-world-championships/iaaf-world-athletics-championships-doha-2019-6033/results/men/marathon/final/result#resultheader

レース経過

サバイバルレースとなった女子の部の時よりも湿度がなく走りやすくなったものの、気温は30度近くあり、スローペースのレースが展開される。

前半は、スタート直後から飛び出したD.アヤラが単独走を続けるも、力を温存していた2位グループがハーフ地点の前で、D.アヤラを捉える。トップグループになった、Z.タデッセ、L.デシサ、S.モコカ、M.ゲレメウ、G.キルイ、A.キプルトらは、お互いに牽制の掛け合いながら、消耗を待つ展開が続きました。

40km地点では、S.モコカ、A.キプルト、M.ゲレメウ、L.デシサ、C.ホーキンスの5人がトップグループを形成。その後1人ずつ落ちていき、42km地点で、L.デシサ、M.ゲレメウが残りました。この2人でゴール前の競争になったが、L.デシサのスパートに、M.ゲレメウが付いていけず、L.デシサが優勝のゴールテープを切りました。

レース展開
  • START
    73人の選手が一斉にスタート。スタート直後にパラグアイのD.アヤラが飛び出すも、他の選手は後方で縦に伸びた集団を形成。
  • 5km
    D.アヤラがトップで15分06秒で通過。2位グループは1分遅れの16分06秒で通過。集団は多くの人数で構成されるも、こぼれていく選手が出始める。
  • 10km
    D.アヤラがトップで30分40秒で通過。2位グループは直前の給水所でばらけながら31分40秒で通過し、アヤラとは1分の差。
    日本勢は山岸が2位グループ後方につけ、川内、二岡から少し遅れた位置につける。
  • 15km
    D.アヤラがトップで46分34秒で通過。2位グループは47分36秒と、アヤラとの1分差は変わらず。
    山岸、二岡は2位集団の後方につくが、川内は48分13秒で、2位グループから離される。
  • 18km
    二岡が2位集団から遅れる。この辺りから2位グループが完全にばらけて絞られていく。
  • 20km
    D.アヤラがトップで1時間02分28秒で通過するも、Z.タデッセが引っ張る2位グループが6秒差まで迫ってくる。2位グループは、Z.タデッセ、L.デシサ、G.キルイ、M.ゲレメウ、A.キプルト、S.モコカの5名。通過後、D.アヤラは2位グループに捉えられる。
    日本勢は、山岸が1時間03分27秒、二岡が1時間03分47秒で通過し、川内は1分04分41秒とさらに遅れる。
  • HALF
    D.アヤラは集団に吸収された後、しばらくして途中棄権をする。順位は、Z.タデッセ、L.デシサ、S.モコカ、少し遅れてM.ゲレメウ、G.キルイ、A.キプルトが続く。
  • 23km
    G.キルイが遅れ、トップグループは5人になる。
  • 25km
    一度遅れたG.キルイが追いつき1時間17分38秒で先頭で通過。トップグループは再び6人になる。
  • 30km
    トップグループはお互いに牽制をしながら、1時間33分13秒で通過。セカンドグループは後方で14秒差。川内が二岡に追いつく。
  • 31km
    再度、G.キルイが遅れる。
  • 35km
    1時間48分48秒でトップグループが通過。S.モコカ、A.キプルト、M.ゲレメウ、L.デシサから、少し遅れてZ.タデッセが続く。
    日本勢は、山岸が1時間52分10秒で24位、川内が1時間54分32秒で37位、二岡が1時間54分32秒で42位で通過。
  • 40km
    2時間04分24秒でトップグループが通過。C.ホーキンスが追いつき先頭集団は、S.モコカ、A.キプルト、M.ゲレメウ、L.デシサ、C.ホーキンスの5人になる。
  • 40.5km
    S.モコカが遅れる。
  • 41.5km
    L.デシサ、M.ゲレメウ少し離れてA.キプルトの順。C.ホーキンスは遅れる。
  • 42km
    ゴールが近づくなか、L.デシサが仕掛け、M.ゲレメウを引き離す。
  • FINISH
    L.デシサが2時間10分40秒で優勝、M.ゲレメウが4秒遅れの2位になり、エチオピア勢の1.2フィニッシュとなる。3位は、11秒遅れでケニアのA.キプルト。
    日本勢は、山岸が2時間16分43秒で25位、川内が2時間17分59秒で29位、二岡が2時間19分23秒で37位だった。
    フィニッシュしたのは55人で、18人が途中棄権をした。

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