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アマズフィットが作ったランナーのためのスマートウォッチ「Amazfit Cheetah Pro」の機能説明と実機レビュー

Amazfit Cheetah/Amazfit Cheetah Pro バナー画像

ウェアラブルデバイスのブランド Amazfit(アマズフィット)は、同ブランド初のランナー向けスマートウォッチ「Amazfit Cheetah(チーター)」と「Amazfit Cheetah Pro(チータープロ)」の 2モデルを、2023年7月に発売しました。この 2つのウォッチはユーザーのアクティビティとして人気のある「ランニング」に焦点を当てた、ランナーのためのランニング仕様のスマートウォッチです。

Amazfit Cheetah Pro 製品概要

Amazfit Cheetah Pro 製品画像

「Amazfit Cheetah Pro」はより高みを目指すランナーのために作られたモデルです。ボディは、チタン合金ベゼルと強度の高い “Corning Gorilla Glass 3(コーニング ゴリラガラス3)”のハイエンド仕様で、軽量ながら優れた耐久性とプレミアムな外観を実現しています。

機能性は多彩で、これまでのアマズフィットのウォッチの機能を継承しつつ、さらなる進化をしています。GPSテクノロジーには高精度の測位を実現する “MaxTrack™” を搭載し、オフラインマップによる正確なナビゲーションを提供します。スポーツモードでは、ランニングをはじめとした 150種類以上ものアクティビティに対応しトレーニングをサポート。さらにアップグレードされた “Zepp Coach ™2.0(ゼップコーチ)” は AIを活用し、目標に合わせてパーソナライズした個別のランニングプランを提案してくれます。

Amazfit Cheetah Pro 実機レビュー

製品内容と初期セットアップ

Amazfit Cheetah Pro 購入時の商品内容

「Amazfit Cheetah Pro」の商品内容は、本体と充電ケーブルと製品説明書、メッセージカードの 5点です。製品説明書は、英語もしくはその他の言語で書かれており、日本語での案内はありませんでした。 そのため、使い方などはオンラインにある PDFのユーザーガイドを見ることになります。セットアップは QRコードをスマートフォンで読み込み、専用アプリ「ZEPP」を通してウォッチとスマホのペアリングやウォッチの言語設定、システムの更新など簡単な設定を行った後、すぐに使うことができます。

ユーザーガイドについては主要な機能や特殊な機能については書かれていますが、細かい設定まで網羅されているわけではないため、使いながら機能を確かめる必要があるものもあります。


ウォッチのボディと装着感

Amazfit Cheetah Pro の外観

ウォッチの最初の印象は、チタン合金ベゼルの存在感と堅牢さ、そしてゴールド×オレンジを基調にした色合いの良さです。スマートウォッチではあまり見ない配色ですが、初期設定されているウォッチフェイスも合わさり、プレミアム感とスポーティーさを感じさせるものになっています。装着感は、本体が 34gと軽く、シンプルなナイロン製のバンドにより簡単な脱着ができます。バンドには溝が刻まれていて、そこにあわせることでしっかりと手首に固定ができるようになっています。ウォッチ本体のサイズが 47mm×47mmと大きいため、手首の細い人にはオーバーサイズになるかもしれないため、購入時には注意したいところです。


ディスプレイ

Amazfit Cheetah Pro のディスプレイ

ディスプレイのサイズは 1.45インチと広さがあり解像度も高いため、小さな文字も綺麗に表示してくれます。画面は十分な明るさがあるとともに、明るさに合わせて自動調節モードがあるため、暗い部屋から明るい場所に移動しても、自動で見やすい光度に調整してくれます。

ウォッチフェイスは、デフォルトのものを含めて、デジタルやアナログ感あるものなど 8種類があらかじめインストールされています。これらはアプリの Zeppストアを通してダウンロードすることで追加が可能です。


インターフェイスと操作性

Amazfit Cheetah Pro の操作インターフェイス

操作は右側にある上部のクラウン式のボタンと下部のボタンの 2つのインターフェイスと、ディスプレイ上のタッチスクリーンで行います。タッチスクリーンはスムーズな操作感で、ほとんど全ての操作をすることが可能になっています。クラウン小さく回しにくいこともあり、補助的な役割に留まっています。

多くの機能は、3回以内のアクションで到達できるため、複雑な操作は必要ありませんが、多機能であるため、全ての機能を把握するのは、使い慣れないと覚えられないという印象です。


ランニングに関する機能

Amazfit Cheetah Pro ランニングに関する機能 ベーシックな機能

ランニングの機能に関しては、距離・時間・心拍数の計測・ルートの追跡などのベーシックな機能に加えて様々な機能が提供されます。

Amazfit Cheetah Pro ランニングに関する機能 オフラインマップ

これまで一部の上級機種のみに採用されていたオフラインマップが搭載されており、ウォッチのみで周囲の道を把握できるようになっています。オフラインマップは、スマートフォンでマップからエリアを決め、あらかじめウォッチに Wifiを経由してダウンロードすることで、ウォッチ単体でマップを表示することができます。デフォルトで 31.32km×47.78kmの縦長の地図を設定できます。また最大で 200km×266.66kmの地図を取り込むことも可能なため広範囲なエリアにも対応ができます。ウォッチでの地図の表示は、25m~10kmまで段階的に調節ができ、必要に応じて表示範囲を変更して見られます。

Amazfit Cheetah Pro ランニングに関する機能 “Zepp Coach™” Zepp Coach™ の設定画面

また、AIによるパーソナライズができるようにアップグレードした “Zepp Coach™” を使うことで、目標に向けてより効果的なトレーニングができるようになっています。“Zepp Coach™” は、まずスマートフォン上でのいくつかの質問(翻訳のため設問の日本語が不自然)への回答を選択することで、個人に合わせたプランを作成してくれます。またトレーニングがスケジュール通りに行わなくても、週ごとにプランを調整してくれるため、柔軟で使い勝手が良い機能になっています。


バッテリーと充電機能

バッテリーは、標準的な使い方をしていて最大で14日間、約2週間持ちます。高精度の GPSを連続で使用した場合は 最大で26時間、省電力GPSモードであれば最大で 54時間使用ができます。十分な稼働時間を備えているため、おおよそのウルトラトレイルマラソンの大会でも対応が可能になっています。また、充電時間は約2時間程度の短い時間でチャージができます。


音楽機能

ランニングをしながら音楽を聞く人にとっては、ウォッチの音楽機能が気になるところです。ウォッチ内部に楽曲をダウンロードできるストレージ(最大2.3GB)があるため、容量が許す限りダウンロードして聞くことができます。イヤホンで聞けるほか、ウォッチ本体に内蔵したスピーカーでも聞くことが可能です。このスピーカーは、風の強い日でも聞き取れるほどの大きな音を出すことができるため、人気のない場所では、スピーカーから音を出して走ることもできるでしょう。なお、音楽サブスクリプションとの連携がないため、各サービスのプレイリストは聞くことはできません。


スマート機能・その他の機能

「Amazfit Cheetah Pro」はランナー向けのスマートウォッチですが、普段使い用のウォッチとしての機能も十分に備えています。通知やカレンダーといった一般的な機能に加え、心拍、ストレス、睡眠などのヘルス機能や Amazon Alexaに対応した機能も備えています。また、ディスプレイの発光によるライトの機能は十分な光量があり、簡易的な懐中電灯としても使えます。

「Amazfit Cheetah Pro」は水泳にも使えますが、水泳や水場で使った場合にマイクの穴から入った水を排出する機能も備えています。


Amazfit Cheetah との比較

Amazfit Cheetah / Amazfit Cheetah Pro バナー画像

発売日を同じくして「Amazfit Cheetah」と「Amazfit Cheetah Pro」の 2モデルが発売されています。この 2つのモデルでは、「Amazfit Cheetah Pro」の方が上位モデルになります。下記の画像は、両モデルの違いを比較したものです。

Amazfit Cheetah / Amazfit Cheetah Pro 製品比較表

ベゼルやバンドの素材が異なり、ディスプレイサイズに違いがあるほかに、スピーカーの有無と外部端末と接続する際の wifi機能の有無などに違いが見られます。wifiに関しては、アプリや楽曲のダウンロードをする速度に関わってきます。価格は、「Amazfit Cheetah」が 39,900円、「Amazfit Cheetah Pro」が 49,900円で、その差額は 1万円となっています。


Amazfit GTR 3 との比較

Amazfit Cheetah / Amazfit Cheetah Pro バナー画像

すでに販売終了になっているモデルですが、2021年10月に発売された「Amazfit GTR 3」との外観を比較をしてみます。「Amazfit GTR 3」は、シリコンバンドが標準で付き、普段使いもできるマルチモデルなため、ディスプレイには湾曲したガラススクリーンを採用しています。一方「Amazfit Cheetah Pro」は、吸汗発散性のナイロンバンドを採用し、ディスプレイが傷つきにくいようチタン合金ベゼルがゴリラガラスのディスプレイを保護しています。


Amazfit Cheetah Pro の総評

「Amazfit Cheetah Pro」は、アマズフィットがランナー向けに作ったというモデルということもあり、ウォッチのデザイン、機能性がとても洗練されているように感じました。特にオフラインマップは広いエリアの取り込みができるため、旅先でのランニングなどでもかなり使える機能になっています。また、スマートフォンの Zeppアプリが見やすく使いやすいという点も、アマズフィットのウォッチの利便性を向上させてくれています。

他の端末メーカーでもランナー向けウォッチが販売されていますが、ランニングをメインの目的にスマートウォッチを購入する際には、「Amazfit Cheetah Pro」は有力な選択肢の一つになるでしょう。

Amazfit Cheetah Pro 製品スペック

商品概要
商品名
Amazfit Cheetah Pro(アマズフィット チーター プロ)
価 格
49,900円(税込)
サイズ
47×47×10.9mm(心拍ベース除く)
重 さ
43g(バンド含む)/34g(バンド除く)
カラー
ラントラックブラック
防 水
5ATM
バンド
吸汗発散性 ナイロンバンド
発売日
2023年7月25日(火)
URL
https://www.amazfit.jp/products/amazfit-cheetah-pro
  • Amazfit Cheetah Pro スマートウォッチ ランニング
    ¥23,920(税込)2024-12-04 00:03:03 時点

    Amazfitから初めてのランナーモデル、「Amazfit Cheetah(アマズフィット チーター)」シリーズが登場!個別のプロフィールやランニングレベルに合わせてトレーニングを提案するAI「Zepp Coach™」を活用すれば、ランナーとして効率的なステップアップを実現できます。

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