コロナ禍での開催となる「ウルトラトレイル・マウントフジ2021」の開催概要を発表

2020年10月13日（火）に「ウルトラトレイル・マウントフジ2021（UTMF2021）」の大会概要が発表されました。開催の日程は 2021年4月23日（金）～25日（日）の3日間で、種目は 100マイルレース「ウルトラトレイル・マウントフジ」のみの開催です。

コースには、山梨県と静岡県にまたがる富士山麓を舞台にした、距離約164km、累積獲得標高が約7563mD+のルートが設定されます。富士山こどもの国からスタートするコースには、2ヶ所の変更があります。140km過ぎの杓子山からの下山ルートと、フィニッシュ地点が富士急ハイランドに変更になることに伴い、最後の区間の霜山からのルートが変更されます。

大会概要発表 | ULTRA-TRAIL Mt.FUJI

レース形式

コロナ禍に行われる大会のため、感染症対策でレース形式が変更された点があります。

スタート形式はウェーブスタートとなり、走力のあるランナーから順に、500人数ずつ 5つのウェーブに分けて 15分毎にスタートが切られます。エイドステーションでは、私的なサポートが禁止となり、ドロップバックは 2地点で可能となりました。

約97km地点には「ハイランドライン（リタイア可能ポイント）」が設けられ、それ以降でのリタイア者には「ハイランドライン」までの「ITRAポイント」が付与されます。

ナンバーカードの引換え・必携品のチェックは、前日の受付けのみで完全予約制がとられます。受付場所は、山梨県の「富士急ハイランド コニファーフォレスト」、静岡県の「御殿場高原時之栖」「JR新富士駅」の 3ヶ所に設けられます。

エントリーについて

募集人数は 2,400人で、2020年大会と変更はありませんが、招待選手等を除き、エントリーは日本国内在住者が対象になっています。一般の抽選エントリーに先駆け、中止になった「UTMF2020」のエントリー者への優先エントリーが行われます。優先エントリー者の人数が確認され次第、一般エントリーの募集人数が告知されます。

「UTMF2020」にエントリーした海外在住者については、招待選手等を除き 2021年大会には参加ができないため、2022年大会の優先エントリー権が付与されるとしています。なお、優先エントリーの資格所持者が2021年に一般エントリーで抽選に当選して参加した後に、2022年大会に優先エントリーを用いたエントリーすることはできません。

感染症対策について

新型コロナウイルスの感染症対策は、「UTMF2021新型コロナウイルス感染防止のための運営方針」に基づき行われます。運営方針では、大会前の体調チェックや、大会前日・当日の行動や、マスクやゴミなどの注意事項、大会後についてなどが言及されており、参加者はこれに承諾・遵守することが求められています。

また、応援に訪れる人については、スタート地点やエイドステーションには入れないことや、マスク等の感染対策の徹底が告知されています。また、オンライン環境を充実させるため、出来るだけライブ配信で視聴し、コース上では極力応援しないよう呼びかけられています。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催が中止となる場合について、可否の判断時期としては、2021年2月下旬のUTMF実行委員会が挙げられています。また、感染拡大状況に応じて随時検討するともしています。なお、中止となった場合でも、参加費の返金はありません（参加賞は全員に送付）。

イベントについて

「UTMF EXPO」は、2020年4月22日（木）、24日（土）、25日（日）にゴール地点の「富士急ハイランド フィニッシュ」会場で行われます。

また「UTMF富士山ぐるりラリー2020-2021」として、富士山をぐるりと囲む11の市町村の施設が参加した、シールラリーが行われています。開催は 2020年1月30日（木）～2021年4月25日（日）12時までの期間です。集めたナンバーシールに応じて大会オリジナル景品がプレゼントされる企画になっています。

「ウルトラトレイル・マウントフジ2021」大会概要

概要が発表された 2020年10月13日（火）には、大会概要詳細ライブ発表が行われました。実行委員長の鏑木毅氏、副委員長の福田六花氏、事務局長の千葉氏が参加し、英語の通訳を交えて行われました。この配信の様子は、アーカイブでご覧ください。

また、大会についての詳しい情報は、下記URLページをご覧ください。