新型コロナウイルスの感染拡大のため「ウルトラトレイル・マウントフジ 2020」の開催中止を発表

2020年4月24日(金)~ 26日(日)の3日間で開催が予定されていた、富士山の麓を走る100マイルレース「ウルトラトレイル・マウントフジ 2020(UTMF2020)」の開催が、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大の影響により中止になると発表されました。

「UTMF2020」大会の中止に関しては、 3月12日(水)に実行委員長の鏑木毅氏と副実行委員長の福田六花氏、事務局長の千葉達雄氏の3名が登壇した記者会見で発表され、大会公式サイトで中止の告知が掲載されました。

大会の中止にあたり、2021年の参加権・優先エントリー権への特例措置や、次回大会の優先エントリー権を望まない方への参加費の一部返金対応などが取られます。また、新型コロナウイルスの全世界な収束傾向が確認されたのち、GPSランニングアプリ「STRAVA」を使用した『Virtual UTMF(仮称)』の開催が、6月以降に検討されています。

さらに詳しい情報は、下記URLの告知ページをご覧ください。

ウルトラトレイル・マウントフジ2020の開催中止について | ULTRA-TRAIL Mt.FUJI
https://www.ultratrailmtfuji.com/news/ウルトラトレイル・マウントフジ2020の開催中止に/

記者会見での中止発表の内容について

3月12日(水)に行われた記者会見の冒頭、実行委員長の鏑木氏は、大会の可否について次のように話しました。

「去る2月28日に新型コロナウイルス対策としての、我々の対応を、発表させていただきました。その後2週間、対応策の検討、それと共にウイルス感染の現状をふまえながら、総合的に様々な検討を、我々事務局としては進めてまいりました。結果、選手・ボランティア・関係者の皆様が安心して大会に関わることが出来ないとの決断に至りました。『2020 ウルトラトレイル・マウントフジ』については、中止という形で決定させていただきたいと思います。」

「この大会をずっと前から、本当に一生懸命努力してきた選手の皆さん、そして一年を通じて富士山麓の様々な場所でトレイル整備・ゴミ拾いをされてきたボランティアの皆様、また当日ボランティアに来ていただける非常に長時間におよぶ寒い中でのボランティアにも関わらず、早くも表明していただいたボランティアの皆様。そしてこの大会に関わってこられた多くの皆様、本当に大変申し訳ない気持ちで一杯です。私自身も本当に、断腸の思いです。」

続く、副実行委員長の福田氏からは、新型コロナウイルスの世界におけるこれまでの経過と、UTMFが行ってきた対応についての説明などがありました。

この記者会見の模様は、下記の動画から見られます。質疑応答などもあるので、詳しく知りたい人は是非ご覧ください。
動画のサムネイル画像は乱れていますが、問題なく見られます。