有力選手を招いた「東京マラソン2020 プレスカンファレンス」で、選手達が掲げた目標タイムは?

2020年3月1日に開催される「東京マラソン2020」の前々日にあたる2月28日(金)に行われる、『東京マラソン2020プレスカンファレンス』が実施されました。

カンファレンスの模様は、アーカイブとして配信されいますが、このページでは会見で行われたインタビューの内容で、コンディションや目標タイムについての部分を抜粋して掲載しています。

東京マラソン2020プレスカンファレンス(マラソン招待選手会見)

女子マラソン

初めに女子マラソンの会見が行われ、18分代の記録を持つ ルティ・アガ(エチオピア)、ベルハネ・ディババ(エチオピア)、19分代の記録を持つ バレリー・アイヤベイ(ケニア)、ロナー・チェムタイ サルピーター(イスラエル)の4選手が参加しました。

ルティ・アガ(エチオピア)19年優勝
【目標タイム 2:18:33】
<コンディションと調整について>:「調子は良好です。良い準備をしてきました。ちょっと問題があり20日ほど前に足を痛めてしまいましたが、治りましたし、優勝することが出来ると思います。 「昨年は雨が降り、気象状況が厳しい中で勝つことが出来ました。今年はさらに良い結果が出ると期待しています。」

ベルハネ・ディババ(エチオピア)15年・18年優勝
【目標タイム 2:18:30】
<コンディションと調整について>:「コンディションは良好です。大変良いコンディションです。神様の許しがあれば勝つ、そのために私は日本にやってきました。良いタイムを出して優勝したいと思います。良いトレーニングを積んできました。」
<目標タイムについて>:「私のやってきたとレーニンから考えて、このぐらいのタイムになるだろうと考えたのです。良い練習をしてきて、良いコンディションにあります。マラソンは当日になってみたら、どのようなことが起きるかわからないわけですけども、神様のご加護があるれば、良いタイムを出します。そのためのトレーニングを積んできたので、こういうタイムになるだろうと思って書いたのです。」

バレリー・アイヤベイ(ケニア)
【目標タイム 2:19:30】
<コンディションと調整について>:「トレーニングは上手く順調に進んでいます。ここまで3、4か月いいトレーニングができました。でも、足元を1週間ほど前、ちょっとした怪我がありましたが回復しています。」

ロナー・チェムタイ サルピーター(イスラエル)
【目標タイム 2:18:50】
<コンディションと調整について>:「今のコンディションは素晴らしい、完璧なトレーニングができました。メジャーマラソンは初なので本当にワクワクしています。大きなマラソンに出るのは初めてで、自己ベストを更新したいと思います。夏の東京大会に向けての練習になると思います。ここに来られて嬉しく思います。」

男子マラソン

まず男子マラソンの外国人招待選手で、2分代のビルハヌ・レゲセ、3分代のゲタネ・モラ、シサイ・レマの3人が登場しました。

ビルハヌ・レゲセ(エチオピア)19年優勝
【目標タイム 2:03:30】
<コンディションと調整について>:「去年と今年を比べると調子が良いのは今年です。しっかりとした十分な準備を積んできたからです。今年は気象条件も、その他すべてのことが去年より良いと思われますので、良い走りができると信じています。」
<目標タイムについて>:「(レマ選手の目標タイムを受けて)私の持ちタイムより良いタイムです。お互いに近い持ちタイムを持っています。ここでも私達は、コースレコードを破ることになると思います。」

ゲタネ・モラ(エチオピア)
【目標タイム 2:03:55】
<コンディションと調整について>:「(2時間03分34秒で走ったドバイの時と比べて)コンディションは、どちらも良いですが、脚に故障があったので、どちらかと言えばドバイの時の方が良かったです。脚は治療を受けて治っています。そしてトレーニングを積んでここに来ています。」
<目標タイムについて>:「私は故障から戻ってきて、それから準備を積んできたことを考慮してるためです。コースレコードを破るということ、新記録をだすことを考えて目標タイムを示しました。」

シサイ・レマ(エチオピア)
【目標タイム 2:02:00】
<コンディションと調整について>:「良いタイムで良いレースをしようと計画して来日しました。良い走りができると感じています。私と一緒に優秀なランナーがやってきました。ここ日本では、強力なライバルになります。そして私たちでこの大会の新しい記録も破るのではないかと思い、夢を見て計画して来日しました。」
<目標タイムについて>:「今年は去年よりも気象条件が良く、参加選手たちにも良いタイムを持っている人達がいる。私達は準備をしてきました。一つはオリンピックのため。二つ目に東京で記録を更新して帰国しようと思っています。」


外国人招待選手の後には、日本人招待選手の大迫傑、さらに設楽雄太、井上大仁の3人が登場しました。大迫選手は、昨年と同様に目標タイムを示しませんでした。

大迫傑(Nike)
【目標タイム 2:??:??】
<トレーニングについて>:「2か月ほどケニアでトレーニングしてました。1週間前くらい、先週の土曜日くらいに帰ってきました。(ケニアでは)練習パートナーがいたりとか、より標高が高いという中で、今まで通り良い練習が積めた。非常に自信をもってスタートラインに望めるんじゃないかと思います。」
<目標タイムについて>:「いつも言ってることは同じで、本当に自分自身との戦いですし、あとは当日の気象条件とかでレースによって違いますけど、単に一つ言いたいことは、なるべくトップ争いに絡むような努力をしていくということを目標に、頑張っていきたいなという思いで「?」にしました。」

設楽悠太(Honda)
【目標タイム 2:06:10】
<トレーニングについて>:「ニューイヤー駅伝終わってから順調にトレーニングを積めていたんですけど、何本か(東京)マラソン前に出ましたけど、その中でも大学生に負けたり、実業団の選手に負けたりしてしまったので、そこがまだまだ自分の弱いところだと感じました。」 「(2年前と比べて)今回の方が良いんですけど、実際走ってみないとわからないので。それでも、自信をもってスタートラインに立ちたいと思います。(現在のコンディションは)練習も順調にできているので、悪くないと思います。」
<目標タイムについて>:「自分にとっては、一番難しい質問で、あんまりタイムを意識しないで走るタイプなので、今回もこう(タイムを)書きましたけど、最低でもこのタイムを超えられるように走りたいと思います。」

井上大仁(MHPS)
【目標タイム 2:04:30】
<トレーニングについて>:「例年通りの走り込みをニュージーランドでやってきました。だいたい3週間ぐらいです。今回は順調に練習積めて、感触としてはいいかなと思っています。(直近の練習の手ごたえは)悪くはないです。順調に来てると思います。」
<目標タイムについて>:「今のところはこの辺を目標にやってきたので、ガチガチに狙うというわけではないんですけど、一つの目安として、世界と戦う基準として、頭に入れておくべきタイムであるかとは思います。海外の招待選手のタイムからすると、まだ劣っている部分はあると思うんですけど、そこはそれ以上に力を出し切れるという状況であれば、最後まで走り切れたらいいと思います。」

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