日本からロヒンギャ難民女性・女子たちを支える「WOMEN+BEYOND」チャリティラン&ウォークを 6月6日~20日で開催

「WOMEN+BEYOND」チャリティラン&ウォーク バナー画像

特定非営利活動法人 国連UNHCR協会は、株式会社ラントリップと共催により、バングラデシュでの避難生活が 6年目を迎えたロヒンギャ難民女性・女子たちへの支援を呼びかける「WOMEN+BEYOND」チャリティラン&ウォークを、2023年6月6日(火)~ 6月20日(火)の期間で開催します。このイベントは 6月20日の「世界難民の日」をゴールとした 2週間の期間中、彼女たちがたどった避難の歩みをともに体験することを通じて、難民支援を行うチャリティ企画です。

「WOMEN+BEYOND~私たちから、世界を変えよう。」シーズン2のテーマは、バングラデシュでの避難生活が 6年目を迎えたロヒンギャ難民女性・女子たちの自立支援。彼女たちはミャンマーからバングラデシュの難民キャンプまで、50キロ以上の距離を命がけで逃げてきました。「チャリティラン&ウォーク」では、参加者一人ひとりがご自身の日々のランとウォークを通じて、難民女性・女子たちの歩みをともに体験しながら、気軽に難民支援に参加することができます。

参加者には、期間中に走った・歩いた距離をアップロードすることで、参加者全員にデジタル完走証が発行されます。期間中アップロード距離が 50キロに到達した方には、抽選で豪華プレゼントがあります。また、6月17日(土)には、リアルランイベントが開催される予定です。

イベント概要
名 称 
WOMEN+BEYONDチャリティラン&ウォーク2023~難民が歩いた距離50キロにみんなでチャレンジ~
主 催 
国連UNHCR協会/株式会社ラントリップ
開催期間
2023年6月6日(火)〜2023年6月20日(火)※20日は「世界難民の日」
種 目 
期間中に走った、歩いた距離をアップロード
参加費 
無料/寄付つきエントリー(1,000円/3,000円/5,000円)
アプリ 
Runtrip/Polar/Fitbit/Suunto/GARMIN/apple watch
申込期間
2023年6月19日(月)迄
申込方法
ラントリップ WEBサイトおよびアプリ
URL 
https://runtrip.jp/runfortomorrow/womenbeyond

ロヒンギャ難民女性・女子たちが置かれた現状

世界では、紛争や迫害などによって避難を余儀なくされている人々の数が 1億人に上りますが、多くの難民危機はメディアで取り上げられる機会が極めて少ないために日本社会での関心が高まらず、必要な人道支援が滞る状況が発生しています。

その一つの例が、日本と地理的に近いアジアの人道危機であるバングラデシュのロヒンギャの人々です。ミャンマーのラカイン州北部で起きた暴力行為により 2017年8月以降、累計86万人以上のロヒンギャの人々がミャンマーからバングラデシュに避難し、未曽有の人道危機となりました。その半数以上は女性と 18歳未満の子どもです。大規模な避難から 6年目を迎えた今、彼女たちは世界で最も人口密度の高い難民キャンプで、希望を失わずに懸命に避難生活を送っています。

今回のイベントは、変わりゆく世界情勢の中でロヒンギャの人々への関心が薄れていくことに警鐘を鳴らすとともに、難民キャンプで芽生えつつある自立・自助への取り組みを日本からの支援につなげることを目的としています。

「WOMEN+BEYOND 私たちから、世界を変えよう。」プロジェクトとは

「WOMEN+BEYOND  私たちから、世界を変えよう。」プロジェクト

2022年のウクライナでの人道危機や、2023年2月に発生したトルコ・シリア大地震は、昨日まで平穏な生活を送っていた人々が突如として過酷な避難を強いられるという難民危機の現実を私たちに突きつけました。

世界人口の約100人にひとりが望まない形で難民・避難民として故郷を追われている現状において、とりわけ難民女性が直面している現実は非常に厳しいものです。女性たちは、劣悪な環境での避難生活に加えて、SGBV(性差に基づく暴力)のリスクにさらされています。女性ひとりが生計を支える家庭が多いにも関わらず、教育・自立の機会を得るには多くの文化的・経済的な壁に直面します。

「WOMEN+BEYOND~私たちから、世界を変えよう。」は、難民女性・女子の現状を日本のリーダー層に訴え、「日本の私たちに何ができるのか」を共に考え、行動していくことを目的としています。難民女性支援への共感のもと、社会的な影響力をもつ参加者相互のネットワーク拡大も目指しています。

2021年10月に立ち上げた本プロジェクトのシーズン1では「アフガニスタン難民の女性・女子支援」をテーマに、2022年10月から展開中のシーズン2では同じアジアの人道危機である「ロヒンギャ難民女性・女子支援」をテーマにおき、情報共有のためのウェビナー、スペシャルメールマガジンの配信、そして参加者の皆様と共に作り上げるファンドレイジングのためのイベントを実施しています。

「WOMEN+BEYOND~私たちから、世界を変えよう。」プロジェクトウェブサイト
https://www.japanforunhcr.org/appeal/women-beyond

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