「名古屋ウィメンズマラソン2022」の概要と結果・速報 - 2022年3月13日開催

2022年3月13日（日）に、愛知県名古屋市で「名古屋ウィメンズマラソン2022」が開催されました。

レース結果

レースは、が ルース・チェプンゲティッチが 2時間17分18秒の大会新記録のタイムで優勝をしました。2位には ロナチェムタイ・サルピーターが 2時間18分45秒で入り、3位には 安藤友香が 2時間22分22秒で入りました。

レース順位

• 1位

  2:17:18

  ルース・チェプンゲティッチ（ケニア）大会新

• 2位

  2:18:45

  ロナチェムタイ・サルピーター（イスラエル）大会新

• 3位

  2:22:22

  安藤 友香（ワコール）MGC獲得

• 4位

  2:24:26

  細田 あい（エディオン）MGC獲得

• 5位

  2:25:02

  鈴木 優花（大東文化大学）MGC獲得

• 6位

  2:25:10

  エロイーズ・ウェリングズ（オーストラリア）

• 7位

  2:25:15

  福良 郁美（大塚製薬）MGC獲得

• 8位

  2:25:56

  太田 琴菜（JP日本郵政グループ）MGC獲得

• 9位

  2:26:23

  竹本 香奈子（ダイハツ）MGC獲得

• 10位

  2:26:50

  池田 千晴（茨城日立）

• 11位

  2:27:03

  岩出 玲亜（千葉陸協）MGC獲得

• 12位

  2:27:16

  和久 夢来（ユニバーサルエンターテインメント）

• 13位

  2:27:16

  川内 理江（大塚製薬）MGC獲得

レース経過

• START

  天候は曇り。気温 13.7度、湿度 39％、風向き 北 1.5m。9時10分に約2万人のランナーが一斉にスタート。

• 1km

  3分13秒で通過。チェプンゲティッチ、サルピーター、安藤友香、細田あいの 4名が先頭グループを作り先行する。第1グループは 3分20秒のペースメーク設定。

• 2km

  最初の 1kmで突っ込んでいたため、3分25秒にペースを落とす。

• 5km

  16分34秒で通過。チェプンゲティッチが先頭ペースメーカーよりも前にでてグループを引っ張る。5位のダイバーを挟み、37秒遅れて 16人の 6位グループが続く。

• 5.5km

  チェプンゲティッチが、5km過ぎの給水所をきっかけに先頭グループから少し抜け出す。

• 7km

  チェプンゲティッチが単独トップで先行する。6-7kmは 3分10秒。

• 10km

  32分43秒でチェプンゲティッチが通過。2位グループは 25秒でサルピーター、細田あい、安藤友香の 3名が通過。有力日本人ランナーが多い 6位グループは 1分23秒差で通過。

• 15km

  49分14秒でチェプンゲティッチが通過。2位グループは 46秒差の 50分00秒で通過。6位グループは 15名で 1分52秒差で通過。

• 19.2km

  細田あいが、2位グループから遅れ始める。

• 20km

  1時間05分27秒でチェプンゲティッチが通過。49秒差で 2位グループのサルピーター、安藤友香が通過し、6秒遅れて細田あいが通過。6位グループは、2分40秒差で 9名に絞られてくる。

• HALF

  1時間09分03秒でチェプンゲティッチが通過し、単純計算でゴールタイムは 2時間18分06秒の予想。

• 23km

  サルピーターがペースを上げ単独 2位になり、安藤友香が置いて行かれる。

• 25km

  1時間21分48秒でチェプンゲティッチが通過。27秒差でサルピーター、42秒差で安藤友香が続く。

• 29km

  2位のサルピーターが、先頭を走るチェプンゲティッチとの差を一気に詰めてくる。

• 30km

  1時間38分13秒でチェプンゲティッチが通過。4秒差でサルピーターが続く。3位の安藤友香は 1分08秒差、4位の細田あいは 2分45秒差。5位にダイバー、6位に鈴木優花。

• 30.4km

  30km過ぎの給水所を過ぎると、サルピーターがチェプンゲティッチに追いつき、並走になる。

• 31km

  鈴木優花が、ダイバーをかわし5位に上がる。

• 34km

  市役所前の坂を上がったところで、チェプンゲティッチが前に出る。

• 35km

  1時間54分17秒でチェプンゲティッチが通過。9秒差でサルピーターが続く。3位は 2分32秒差で安藤友香。4位の細田あいと5位の鈴木優花の差が徐々に縮まってくる。

• 36km

  チェプンゲティッチがキロ3分09秒に上げ、サルピーターを離していく。

• 40km

  2時間10分22秒でチェプンゲティッチが通過。55秒差でサルピーターが続く。安藤友香は 4分09差。

• 40km

  チェプンゲティッチがキロ 3分06秒に上げる。

• FINISH

  ルース・チェプンゲティッチが 2時間17分18秒の大会記録のタイムで優勝のフィニッシュテープを切った。2位には ロナチェムタイ・サルピーターが 2時間18分45秒で入り、3位には 安藤友香が 2時間22分22秒で入りました。

選手インタビュー

＜安藤友香：3位（日本人 1位）＞
ー 今の気持ちについて
まず、皆さん、今日はたくさんの応援ありがとうございました。強い選手についていくことができなくて悔しいんですが、自分のやりきる走りをしっかりやろうと思って最後まで粘れたので、この悔しさを次にまた向けて頑張りたいと思います。
ー 5kmでチェプンゲティッチが前に出た時の心境について
どこかでは（前に）出るんだろうなと思っていたんですが、思ったよりも早い段階で出られたので、やっぱり世界との差を感じました。
ー 世界との差について
自分自身、やっぱりベストをつくして日々の練習をやっていくしかないので、少しでも近づけるように精進していきたいと思います。
ー 次の目標について
まず、この舞台をしっかり糧に、パリオリンピックではマラソンで、メダル目指して頑張りたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします。

大会概要

「名古屋ウィメンズマラソン2022」は、世界陸上競技連盟が指定するラべリング制度の最高ランクの “プラチナラベル”の女性競技者を対象にした大会です。近年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年は一般の部の中止、2021年は ランナー50％減の縮小開催となりましたが、2022年は 約2万人規模で実施される予定です。

同大会は、2021年に創設された「ジャパンマラソンチャンピオンシップ（JMC）シリーズ」のシーズン1 において、女子の “グレード1（G1）” に指定される大会で、パリ五輪に向けて 2023年に開催される「マラソングランドチャンピオンシップ（MGC）」の出場選考の指定大会になります。今大会の「MGC」出場権獲得の条件は、日本人 1～3位で 2時間28分00秒以内、4～6位で 2時間27分00秒以内です。ワイルドカードとして、順位に関係なく 2時間24分00秒以内および、JMC加盟大会と対象国際大会の 2大会平均が 2時間28分00秒以内であった場合でも MGC出場権を獲得できます。

また同大会は、2022年7月にアメリカのオレゴン州で開催される「世界陸上競技選手権大会」の日本代表選手選考競技会にもあたり、派遣設定記録の 2時間23分18秒を突破し、日本人 2位以内の選手が日本代表の候補になります。さらに「杭州2022アジア大会」の選考競技会も兼ねており、日本人 3位以内が選考対象になります。

開催地とコース

開催地は、愛知県名古屋市。バンテリンドームナゴヤを発着点として、名古屋市内を巡る 42.195km。コースは細かなアップダウンはあるものの比較的フラットです。

コース | 名古屋ウィメンズマラソン 2022

主な参加選手

放送・配信の情報

「名古屋ウィメンズマラソン2022」限定アイテム