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ジョシュア・チェプテゲイが、10000mの世界記録に挑み 6.5秒余り更新し、26分11秒で駆け抜ける

2020年8月14日(金)に、男子5000mで 12分35秒36の世界記録を更新した ジョシュア・チェプテゲイが、10月7日(水)にスペインのバルセロナで行われる「NN Valencia World Record Day」で、男子10000mの世界記録樹立に挑戦しました。

これまでの 男子10000mの世界記録は K・ベケレの 26分17秒53。この記録を突破するため挑戦の模様は、YouTubeでライブ配信されました。また現地では、この挑戦に先立ち、女子5000mで レテセンベト・ギデイが記録更新を目指す挑戦も行われました。

「NN Valencia World Record Day」の結果

男子10000m

男子10000mでは、J・チェプテゲイとペーサー6人を含む、計13名でレースが行われました。序盤より J・チェプテゲイは、ペーサー3名に引かれ、記録を更新するペースでレースをすすめました。1600m、3200mでペーサーが1人ずつ離脱。残る1人のペーサーとともに、5000mを 世界記録から -1.7秒の 13分07秒7で通過しました。

5200mで最後のペーサーが離脱し、その後は J・チェプテゲイが単独で、トラックに設置されたLEDライトによるペーサーを目印に快走を続けました。ペースは衰えることなく、周回を重ねるごとに世界記録のペースを上回っていき、9000mの時点では -8.3秒のマージンを確保。残りの周回でもペースをキープし、ラストはスパートをかけ、K・ベケレの記録 26分17秒53を 6.5秒余り更新する、26分11秒00のワールドレコードでゴールしました。

女子5000m

女子は、L・ギデイ(エチオピア)とペーサー2名を含む、計8名でレースが行われました。1周目よりペーサーの後を、L・ギデイが単独で追走する形で、記録更新ペースでレースが進行し、1200m過ぎと、2800mペーサーが外れ、L・ギデイの単独走になりました。その後は L・ギデイはトラックに設置されたLEDライトによるペーサーを目印にペースを維持し続けました。最後の一周では、ペーサーのライトよりも先行するようにスパートをかけ、これまで T・ディババ(エチオピア)がもつ 14分11秒15を 4.5秒余り更新し、世界新記録の 14分06秒62で 5000mを駆け抜けました。