アシックスが運動におけるジェンダー格差を解消するための世界規模の研究調査プロジェクト「move every mind」を 6月26日から開始
アシックスは、運動におけるジェンダー格差を解消するための世界規模の研究調査プロジェクト「move every mind(ムーブエブリーマインド)」を、2023年6月26日(月)から開始します。
アシックスは昨年、世界16カ国を対象に運動とメンタルヘルスの関係性における調査「ASICS State of Mind ※1」を実施しました。その結果、世界的に男性と比較して女性は運動量が少なく(運動時間が男性の週平均180分に対し、女性は週平均140分)、その中でも特に若い世代の運動時間が短いことが分かりました。また、それに応じて精神状態を表すスコアも低くなりました。さらに、運動とメンタルヘルスには正の相関性がみられ、アクティブな人々(運動時間が週150分以上の人々)の精神状態は、非アクティブな人々(運動時間が週30分未満の人々)の人に比べて良好であることが分かりました。
今回は、これらの内容をふまえ、女性の運動実施状況やスポーツ参加の動機、障壁、促進要因を理解し、世代や地域間の違いなどを含めて分析するなどより踏み込んで調査し、女性の運動機会を増やすために何をする必要があるかを明らかにしていきます。約30カ国、数千人を対象にした大規模なアンケート調査をはじめ、グループインタビューによる定性調査なども行う予定で、日本でのアンケート調査は2023年6月26日(月)から 8月31日(木)まで実施します。
今回の研究は、ケンタッキー大学の助教授であり、女性の運動と健康に関する研究者 “ディー・ドルゴンスキー博士” が主導し、キングス・カレッジ・ロンドン勤務で運動とメンタルヘルス研究の第一人者 “ブレンドン・スタッブス博士” がサポートします。
日本国内においては、成城大学研究機構スポーツとジェンダー平等国際研究センター副センター長の “野口亜弥さん(文芸学部専任講師)” が参画し、日本特有の文化や社会環境などを加味しながら分析します。
アンケートは「定期的に運動している人、運動習慣ゼロの人、女性、女性を応援・支援している人など、性別を問わず」18歳以上で、この調査に賛同する人であれば、男女問わず参加が可能で、参加人数が多いほど調査結果の信頼度が高まります。アンケートへの参加および詳細は、下記URLの特設ページをご覧ください。
ASICS move every mind|ジェンダー間の運動実施格差についてのグローバル研究プロジェクト
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/move-every-mind
- 1. アシックスが世界16カ国を対象に行った運動とメンタルヘルスの関係性における調査結果
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/smsb-state-of-mind-index
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