アマズフィットの日常生活のバランスを整えるスマートウォッチ「Amazfit Balance」の機能説明と実機レビュー
ウェアラブルデバイスのブランド Amazfit(アマズフィット)は、同ブランドの新しいフラグシップモデルシリーズとなるスマートウォッチ「Amazfit Balance(アマズフィット バランス)」を、2023年10月に発売しました。このウォッチは日常生活、健康、フィットネスに最適なライフスタイルに特化したモデルとして、多彩な機能を通して、ユーザーの日常をより豊かなものにするサポートをしてくれます。
Amazfit Balance 製品概要
「Amazfit Balance」は、スマートウォッチのフラッグシップモデルだった “GTR & GTS”シリーズの先進機能、最先端技術をベースにしながら、新たな視点で Amazfitのライフスタイルイメージを活性化させることを目的としたウォッチシリーズです。「Balance」という名称は、このウォッチがポジティブで健康的、マインドフルで心身の調和を重視するバランスの取れたライフスタイルで暮らすユーザーをサポートすることを明確にしています。
メンタル&フィジカルの数値化する “レディネススコア”
新機能の “レディネススコア” は、毎朝カラダが充電され、新しい一日を迎える準備ができているかどうかを教えてくれる指標を数値化したものです。バッテリーと同じように、人間の体も日中の活動と夜間の睡眠のバランスをとる必要があります。 “レディネススコア” では、身体的回復、メンタルの回復、健康管理を 3つの柱と、心拍数と心拍変動(HRV)、ストレス、睡眠中の呼吸の質と安静時心拍数(RHR)、体温、日常活動などのデータに基づいた、疲労と回復を測定します。
手首から体組成の測定が可能に
「Amazfit Balance」では、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝などをわずか 10秒で測定できます。体組織系を使わなくても体組織を手軽に計測でき、自分のカラダをより詳細に把握するのに役立ち、食事計画や運動習慣などのプランが立てやすくなります。
- Amazfit Balance スマートウォッチ ミッドナイト¥34,900(税込)2024-10-08 00:03:11 時点
Amazfit Balanceは、身体と心の回復・消耗をスコア化してあなたをサポート。美しいディスプレイの中に、フィットネスや日常生活で使える便利機能も充実しています。仕事、生活、身体、心の究極のバランスを見つけ出し、最高の体調を追求しましょう。
Amazfit Balance 実機レビュー
製品内容と初期セットアップ
「Amazfit Balance」の商品内容は、本体と充電ケーブルと製品説明書、メッセージカードの 5点です。付属の説明書はセットアップなどのみの記載で、詳しい使い方は WEB上にあるユーザーガイド(PDF版)を見ることになります。
初期セットアップは、電源を入れたウォッチに映る QRコードをスマートフォンで読み取り、公式アプリの “Zepp” をダウンロードして、スマートフォンに「Amazfit Balance」をペアリングして完了です。セットアップと同時に ウォッチの OSも更新しておくと良いでしょう。
ウォッチのボディと装着感
ボディ素材にはアルミニウム合金が使われており、メタリックな質感でありながらもクラシックさを感じさせるデザインが採用されています。重量はバンドなしで 35g、ナイロンバンドであれば約45g、リキッドシリコンバンドであれば約52gとなっています。軽量なため普段づかいだけでなく、アウトドアやスポーツシーンでも活躍する仕様になっています。カラーは、明るめでナイロンバンドが付属する “サンセットグレー” とリキッドシリコンバンドが付属するブラックカラーの “ミッドナイト” の 2色が用意されています(2024年2月時点)。
ウォッチは 46x46サイズと少し大き目で、手首が細い人にはオーバーサイズになるかもしれません。また前モデルにあった一回り小さい “GTS” に当たるモデルがないため、今のところはこのモデル以外の選択肢はありません。
今回のレビューを行った “サンセットグレー” に付属するナイロンバンドの脱着は、マジックテープが採用されておりワンアクションで簡単に手首に固定ができます。長期にわたって使っていても、マジックテープ特有の接着面の毛羽立ちはなく、十分な接着力を保ち続けてくれます。
ディスプレイ
ディスプレイは、丸形の大きいサイズのディスプレイで解像度が高いため、アイコンやグラフといった細かい描画を鮮明に表示してくれます。また、最大1500nitという太陽光の下でも十分な明るさで表示するため、晴れた日のランニングでも画面が暗くて見づらいということがありません。もちろん夜間も見やすい表示です。
上の画像はアプリの選択画面ですが、多くのアプリのアイコンが 1画面に収まり、それぞれのアイコン描かれた特徴のあるデザインが綺麗に描画されています。
インターフェイスと操作性
操作は右側にある上部のクラウン式のボタンと下部のボタンの 2つのインターフェイスとディスプレイのタッチスクリーンで行います。タッチスクリーンは反応が良く、ストレスなく画面表示を切り替えられます。操作の補助的な役割をはたすクラウン式のボタンは、指先で回転させるのにちょうど良い大きさです。
また各機能のアイコンや機能選択画面は整理されており、指先で操作するのに適切な大きさで表示してくれます。これらには、前シリーズからアップデートで受け継がれながら改良されてきた、洗練されたデザイン性を感じます。
上の画像はデフォルトで用意されているウォッチフェイスの 1つですが、時間やカレンダーやカロリー消費量に加え、良く使う機能のアイコンなど、様々な機能が 1つの画面に集約されています。とても使いやすいウォッチフェイスだったため、レビュー中はこの画面を多くの時間で使っていました。
ランニングに関する機能
「Amazfit Balance」は、150種類以上のスポーツモードをもち、有酸素運動に加え球技や格闘技、さらには eスポーツやボードゲームなどにも対応しています。ランニングの機能に関しては、距離・時間・心拍数の計測・ルートの追跡などのベーシックな機能に加えて、様々な機能が提供されます。
計測を始める際に時間がとられがちな GPS測位受信は、6つの衛星測位システムからのデュアルバンド測位をサポートしているためスムーズに行え、ストレスを感じることはほぼありません。
ランニングに特化した機種には搭載されている地図取り込みはできないものの、GPX、 TCX、 KMLなどの形式のトラックファイルのインポートが可能で、ナビゲーションを受けながらのランニングが可能です。
ランニング中は、ウォッチで様々なデータをリアルタイムで見ることができます。基本画面には運動時間、距離、心拍数、ペースが見やすい大きな文字で表示されます。画面をスライドさせることで、平均ペースやケイデンス、消費カロリーやルートナビなども見ることができます。これらの項目は、好みにより入替も可能になっています。
ランニング中の装着感は、ランニングに特化した軽量ウォッチ「Amazfit Cheetah Pro」と比較すると少し重さを感じました、走っていれば気になるほどではありません。手首が細いこともありウォッチの大きさによるごつさを感じることがありました。
ランニング後は、走行した記録を確認することができます。ウォッチからも可能ですが、専用の “Zepp” アプリを利用することで、より細かく見ることができます。また、アプリ上では長い期間においての走力の変化も見ることができるため、自己分析やモチベーションアップに使うことができます。
【Training Support Zepp Coach™ 2.0の画面】
今回のレビューでは試しませんでしたが、AIによりパーソナライズされてトレーニングを提供してくれる “Training Support Zepp Coach™ 2.0” の提供があります。AIを活用したオーダーメイドのガイダンスを提供し、あなたの身体的特徴、運動経験レベル、週に何回トレーニングしたいかに基づいて、パーソナライズされたトレーニングプランを生成してサポートしてくれます。走れない日などによりプランに沿わないことがあっても、AIによりプランの調整も行ってくれます。
ヘルス機能
「Amazfit Balance」は、心拍数や睡眠やストレスの測定や睡眠時の状態を計測する機能など、カラダのコンディションを測定する多彩な機能が備わっています。新しく登場した機能で、毎朝カラダとメンタルのリフレッシュ具合を示す “レディネススコア” は、起床時に体調を把握できて、1日の活動の指標にできます。また体組成計は、体重計や特別な機材を用いなければ図れなかった体脂肪、骨格筋、筋肉、水分、骨量、タンパク質、BMI、基礎代謝が手首で計測できるというのは、とても便利です。
ランニングなどのアクティビティのデータとともに、レディネススコア、体組成計を使えば、カラダの状態を把握できるとともに、改善するためのヒントが得られます。
バッテリーと充電機能
バッテリーは、前モデルと同様に最大14日の長時間の持続時間を持ちます。毎日 1時間程度のランニングなどの計測を行っていても、月に2~3回程度の充電で済み、1日に15分程度の充電をしておけば、常に満タンに近い状態で使うことができます。充電ケーブルは新しい仕様になり、本体への接着度が高くなり、より外れにくくなっています。
音楽機能
音楽機能としては、本体のストレージに 最大で 2.2GBまでの楽曲(1曲 5MBとして 約440曲)を収めて、ウォッチのスピーカー及び Bluetooth対応イヤホンで聞くことができます。なお、デフォルトで搭載されているアプリでは、音楽サブスクリプションのコントロールやダウンロードには対応していません。
スマート機能・その他の機能
「Amazfit Balance」は、スマート機能として通知やカレンダーといった多彩な機能とともに Amazon Alexaに対応した機能も備えています。また公式のアプリストアには、多くのアプリが用意してあるため、必要となるアプリを探すことができます。
Amazfit GTR 4 との比較
Amazfit Balance の総評
「Amazfit Balance」は、多彩なスポーツ機能・ヘルス機能をもつ、とても使い勝手の良いスマートウォッチです。前シリーズや他のスポーツモデルで培ってきた機能を、より洗練し搭載しており、ミドルクラスの価格帯のスマートウォッチとして、完成度の高いものだという印象です。特に良かったのが “体組成の測定” で、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝などを手元で計測ができるというのは、手軽であり便利さを感じるものでした。
販売サイト
- [PR] Amazon
- [PR] 楽天市場 楽天ビック
- [PR] Yahoo! ショッピング コジマYahoo!店
- Amazfit 公式サイト
製品スペック
- 商品名
- Amazfit Balance(アマズフィット バランス)
- 価 格
- 49,900円(税込)
- サイズ
- 46×46×10.6mm(心拍ベース除く)
- 重 さ
- 本体 約35g/ナイロンバンドを含む 約45g/リキッドシリコンバンドを含む 約52g
- カラー
- サンセットグレー(ナイロンバンド)/ミッドナイト(リキッドシリコンバンド)
- 防 水
- 5ATM
- 内 容
- スマートウォッチ(純正バンド含む)/専用充電器/取扱説明書
- 発売日
- 2023年10月24日(火)
- URL
- https://www.amazfit.jp/products/amazfit-balance
- Amazfit Balance スマートウォッチ ミッドナイト¥34,900(税込)2024-10-08 00:03:11 時点
Amazfit Balanceは、身体と心の回復・消耗をスコア化してあなたをサポート。美しいディスプレイの中に、フィットネスや日常生活で使える便利機能も充実しています。仕事、生活、身体、心の究極のバランスを見つけ出し、最高の体調を追求しましょう。
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