悪天候のため、富士登山競走の山頂コースのゴールが5合目に変更される

第69回富士登山競走

富士吉田市役所から富士山頂を目指し、21km・高低差3000mを登る「第69回富士登山競走」が7月22日(金)開催されました。参加者は富士山に挑むため全国各地と、世界18の国と地域から3,558人のランナーが集まりました。

当日の富士山周辺は朝から雨が降り、山頂コースのスタートとなる午前7時の気温が、麓で20度を下回る夏らしからぬ気温でした。そして、ゴール地点の富士山山頂では4度と非常に冷え込んだ状態だったため、下山時にランナーが低体温症になる危険性があるという理由で、ゴールが5合目へ変更となりました。スタート前に変更のアナウンスがありましたが、ランナーは察しがついていたのか特に混乱もなくスタートを迎えました。

スタート後も雨は一向に降り止まない中、山頂の部の男子は松本翔 選手(1:19:22)が昨年に引き続き優勝をし、女子はアメリカの Stevie Kremer 選手(1:36:45)が優勝をしました。

五合目の部の男子は、五郎谷俊 選手が1:17:05のタイムでこれまでの記録を更新して優勝をし、女子は吉住友里 選手が(1:34:18)優勝しました。

なお、山頂コースの5合目ゴールと、五合目コースのゴールは異なる場所となっています。