「クロスカントリー日本選手権 2022」の概要と結果・速報 - 2022年2月26日開催

2022年2月26日(土)に、福岡県福岡市にある海の中道海浜公園で「第105回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走」が開催されました。また同時に「第37回U20日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走」も実施されました。

レース結果

シニア男子(10km)レース順位

  • 1位
    28:46
    松枝 博輝(富士通)
  • 2位
    28:51
    葛西 潤(創価大学)
  • 3位
    28:56
    池田 耀平(カネボウ)
  • 4位
    29:00
    塩尻 和也(富士通)
  • 5位
    29:06
    坂東 悠汰(富士通)
  • 6位
    29:09
    市田 孝(旭化成)
  • 7位
    29:12
    篠原 倖太朗(駒澤大学)
  • 8位
    29:18
    佐藤 圭汰(洛南高校)
  • 9位
    29:22
    梶谷 瑠哉(SUBARU)
  • 10位
    29:29
    田村 友佑(黒崎播磨)
  • OP
    28:37
    モソップ ヒラリー(マツダ)

<レース経過>
スタート時の気象条件は、天候は晴れ。気温 12.9度、湿度 37%、風向 北北西 6.8mと風が強めに吹く。スタート時にトラブルがあったため、1分遅れて仕切り直され 130名がスタートした。
序盤は、及川瑠音 (東洋大学)が飛び出していくが、間もなく吸収される。2週目の中盤からは松枝博輝(富士通)が先頭に立つが、3周目の序盤でコースの目測を誤りコースアウトをするというアクシデントがあり、順位を下げてしまう。その後は葛西潤(創価大)、池田耀平(カネボウ)とオープン参加のモソップ ヒラリー(マツダ)、グルム ワルデ ツファ(安川電機)が前方につけ、遅れた松枝も先頭争いに戻ってくる。4周目の中盤からモソップが先行し、少し開いて松枝、葛西、池田が続く。モソップが独走する中、葛西が松枝を僅差で追っていく。松江は徐々に差を広げていき、5秒差をつけて葛西を振り切り優勝をした。モソップはオープン参加のため先頭でゴールしているが順位はつかない。


シニア女子(8km)レース順位

  • 1位
    26:34
    小林 成美(名城大学)
  • 2位
    26:35
    猿見田 裕香(ユニバーサルエンターテインメント)
  • 3位
    26:45
    川口 桃佳(豊田自動織機)
  • 4位
    26:54
    出水田 眞紀(第一生命グループ)
  • 5位
    27:02
    山中 柚乃(愛媛銀行)
  • 6位
    27:04
    倉岡 奈々(鹿児島銀行)
  • 7位
    27:06
    山ノ内 みなみ(鹿児島陸上競技協会)
  • 8位
    27:08
    北川 星瑠(大阪芸術大学)
  • 9位
    27:14
    山本 有真(名城大学)
  • 10位
    27:21
    石澤 ゆかり(日立 )

<レース経過>
号砲とともに 84人が一斉にスタート。序盤は、川口桃佳(豊田自動織機)、山中柚乃(愛媛銀行)が引く形で集団が進んでいく。2週目に入ると集団はばらけ、先頭をオープン参加のオマレ ドルフィン ニャボケ(ユー・エス・イー )が独走し、その後を川口、山中を先頭に、猿見田裕香(ユニバーサルエンターテインメント)、小林成美(名城大学)、出水田眞紀(第一生命グループ) 、山ノ内みなみ(鹿児島陸上競技協会)の 6名のグループで進んでいく。最終周の 4周目では、川口、山中、猿見田、小林の 4名に絞られ、中盤以降は猿見田、小林の 2名のマッチレースになる。終盤の 3つのコブからなるキャメルヒルズで猿見田が先行し、小林に 2秒程度の差をつける。最終コーナーを曲がり直線に入ったところで、猿見田がサングラスを外して最後の走りに入ったところで、後方で小林がスパートをかけ一気にスピードにのり、ゴール直前で猿見田をかわして優勝のゴールを切った。なお、先行していたニャボケのゴールについては、ゴールタイムのデータが見つからないため、当サイトでは確認ができませんでした。


U-20 男子(8km)レース順位

  • 1位
    23:36
    吉岡 大翔(佐久長聖高校)
  • 2位
    23:39
    南坂 柚汰(倉敷高校)
  • 3位
    23:46
    長嶋 幸宝(西脇工業高校 )
  • 4位
    23:49
    溜池 一太(洛南高校)
  • 5位
    23:53
    荒巻 朋熙(大牟田高校 )
  • 6位
    23:54
    西村 真周(自由ケ丘高校)
  • 7位
    23:56
    山崎 丞(中越高校)
  • 8位
    24:02
    玉目 陸(出水中央高校)
  • 9位
    24:10
    新妻 玲旺(西脇工業高校)
  • 10位
    24:14
    山口 竣平(佐久長聖高校)

U-20 女子(6km)レース順位

  • 1位
    19:55
    水本 佳菜(大阪薫英女学院高校)
  • 2位
    20:03
    松本 明莉 (筑紫女学園高校)
  • 3位
    20:08
    並木 美乃(常磐高校)
  • 4位
    20:09
    溝上 加菜(ルーテル学院高校)
  • 5位
    20:10
    中才 茉子(筑紫女学園高校)
  • 6位
    20:15
    村岡 美玖(長野東高校)
  • 7位
    20:18
    細谷 愛子(立命館宇治高校)
  • 8位
    20:31
    西澤 茉鈴(大阪薫英女学院高校)
  • 9位
    20:34
    岡本 姫渚乃(白鵬女子高校)
  • 10位
    20:39
    白木 ひなの(山田高校)

優勝者インタビュー

<松枝 博輝:シニア男子優勝>
ー レースを振り返ってみて
この位置づけとしては、今年世界で勝負するというのを目標にしていたので、一人でも行ってやろうと思ったのですけど、少し風があったりして消極的なことになってしまって情けないところはあるのですけど、しっかり勝てて良かったです。
ー 去年の2位、今年は優勝の気持ちについて
本当は三浦と直接戦って倒したいなというのがあったんですけど、直前の体調不良という事で。でも、勝ててうれしいです。
ー 日本選手権出場権の獲得と、今後の目標について
東京オリンピックでは情けない結果になってしまったので、今年の世界陸上でも、そしてパリ(五輪)に繋がるような、5000mでしっかりタイムを出して勝負したいと思っています。
ー 途中のコースアウトについて
集中していて、足元しか見ていなかったら、結構ゾーンに入っていて、ちょっと(他の選手が)前に出て欲しいなという気持ちもあって、自分の足に集中していたら(コースアウトして)やべって思いました。

<小林 成美:シニア女子優勝>
ー最後のゴール手前の逆転について
昨日、記者会見にも呼んでいただいて、またオレゴンの参加標準記録を突破しているということで、その自覚と責任をしっかり果たさなければならないなという気持ちで最後スパートしました。
ーレース展開について
同じ学年の山中さんに始めから引っ張っていただいて、自分も見習わなければならないと思いましたし、でも今回は勝負のレースとなったので、勝負という意味でしっかりラスト勝ち切るという目標で走りました。
ー今後の目標について
このクロスカントリーコースで得た手ごたえを手本に、これからの練習とトラック切り替えて頑張っていきたいと思います。

大会概要

105回を迎える「日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走」は、クロスカントリーの日本一を決める大会です。国営海の中道海浜公園内に設けられた路面の変化と起伏に富んだ 1周2キロの特設周回コースで競われます。出場選手は、実業団、大学陸上部、ランニングクラブの所属選手などです。シニアの部の優勝者には、6月に大阪で開催される「第106回 日本陸上競技選手権大会」への、男子は 10000mの出場権が、女子は 10000m もしくは 5000mの出場権が与えられます。

同時開催として、20歳以下の選手が競う「第37回U20日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走」も実施されます。

大会情報
大会名
第105回 日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走/第37回 U20日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走
開催日
2022年2月26日(土)
開催地
福岡県福岡市 国営海の中道海浜公園クロスカントリーコース
コース
1周 2kmの周回コース
種 目
U20男子(8km)13時50分スタート
U20女子(6km)14時30分スタート
シニア女子(8km)15時00分スタート
シニア男子(10km)15時40分スタート
URL
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1601/
前回大会 シニア男子 トップ3
1位
三浦 龍司 (順天堂大学)
2位
松枝 博輝(富士通)
3位
今井 篤弥(トヨタ自動車九州)
前回大会 シニア女子 トップ3
1位
萩谷 楓(エディオン)
2位
酒井 美玖(北九州市立高校)
3位
和田 有菜(名城大学)

放送・配信の情報

テレビ放送
放送局
TBS系列 全国28局ネット
番組名
クロスカントリー日本選手権
日 時
2022年2月26日(土)15時30分~ 16時54分
URL
https://rkb.jp/tv/cross_country/
ライブ配信
配信局
YouTube「RKB毎日放送公式チャンネル」
番組名
クロスカントリー2022
日 時
2022年2月26日(土)13時30分~
URL
https://www.youtube.com/watch?v=Hc4Ibat_9d0