アマズフィットのミドルクラスのコンパクトで軽量なスマートウォッチ「Amazfit Active 2 Square」の機能説明と実機レビュー

製品内容と初期セットアップ

「Amazfit Active 2 Square」の商品内容は、本体と専用充電ベースと製品説明書、シリコンスポーツバンドの 4点です。充電用のケーブルは付属していません。付属の説明書はセットアップなどのみの記載で、詳しい使い方は WEB上にあるユーザーガイド（PDF版）を見ることになります。

初期セットアップは、電源を入れたウォッチに映る QRコードをスマートフォンで読み取り、公式アプリの “Zepp” をダウンロードして、スマートフォンに「Amazfit Active 2 Square」をペアリングして完了です。セットアップと同時に ウォッチの OSも更新しておくと良いでしょう。

洗練されたデザインのコンパクトボディ

「Amazfit Active 2 Square」は長方形をしたスタイリッシュなデザインで、洗練されたステンレススチール製ボディを持ちます。重さが約31.4g（バンド除く）という軽さと、サイズが縦 4.3cm×横 3.7m、厚さが 0.9cm というコンパクトさを兼ね備えており、装着していることを忘れるほどの一体感があるため、昼も夜もずっとつけていても殆ど気になりません。

ウォッチのバンドはデフォルトとしてレザーバンドが付けられていますが、スポーツ向けのラバカラーシリコンバンドが同梱されているため、フォーマル、カジュアル、アクティブといったそれぞれのシーンや用途により使い分けることができ、多彩なライフスタイルに対応しています。

高解像度の明るいディスプレイ

ディスプレイは、輝度2,000nitの明るい AMOLEDディスプレイを採用しているため、夜の暗がりや日差しの強い場所でも画面の見やすさを確保してくれています。また、解像度の高いディスプレイには小さい文字やデザインの表現も可能になっており、精密な表示が必要となるルートマップも詳細まで映し出すことができます。しかしながらコンパクトなウォッチであるため、画面サイズも小型化しており、綺麗に表示されるものの、文字サイズが小さすぎて見づらいと感じることがあります。

ディスプレイ表面には硬度が高いサファイアクリスタルを採用しているため、より傷付きにくくなっており、アクティビティ中の軽い接触であれば、傷が入る心配はほとんどなく、集中して運動を楽しむことができます。

ウォッチフェイスのデフォルトには、アナログデザインが採用されていますがデジタルなものなど 10種類がプリインストールされています。また、スマートフォンを通すことで、さらに多彩なデザインのウォッチフェイスを手に入れることができます。

インターフェイスと操作性

ウォッチの操作は、右側の 2つのボタンと画面のスワイプによって行います。ボタンは丸型のウォッチにとは違い、角度がなく設置されているため、若干の押しづらさを感じるかもしれません。各操作に連動している画面のアニメーションは、カクカクせずにスムーズに動くためストレスを感じることもありません。

アプリや運動計測をするための操作は、少ないアクションで行うことができるように設計されていますが、使い始め当初は項目が多いため迷うこともあります。このあたりは、使い慣れていくことで解消されていき操作はより容易になるでしょう。

ランニングに関する機能

ランニングに関しての機能は、基本的な身体データの計測やルートマップ表示などが使えます。上級機種と比べると連携する衛星数が少ないことや、詳細な計測項目が少ないなどの点はありますが、十分な機能だと言えます。

このコンパクトで軽いウォッチは、に装着感や重さをほとんど感じることがなくランニングに取り組めるという利点があり、長時間連続で装着していても気になることは少ないでしょう。一方、小型化したディスプレイのため、文字などが小さめに表示される場合があり、視認性が低下することもあります。また、上級機種と比べるとバッテリー持続時間が短いという点があります。そのため、ランニング中の詳細なデータが欲しい人や、超ロングディスタンスのレースに出る人には、機能性に物足りなさを感じるかもしれません。

「Amazfit Active 2 Square」は、手軽にランニングの計測をしたいランナーや、24時間の身体データを計測して身体や睡眠、トレーニングなどの管理やデータを記録として残していきたい人に向いているモデルだといえます。

多彩なヘルス測定機能

「Amazfit Active 2 Square」は、装着しているだけで各種センサーから 24時間、心拍、血中酸素濃度、呼吸数、ストレス、睡眠など多彩なデータを測定し記録してくれます。（※）

特に回復度をモニタリングするレディネスは、測定し記録したデータを活用して、回復に繋がるアドバイスをくれます。これらのアドバイスは、自分では気がつけない疲労を、数値として可視化してくれます。

バッテリーと充電機能

バッテリーに関しては、Amazfitより以下の性能が示されています。通常使用で 1ヶ月に 3回程度の充電が必要になります。GPS連続使用が 21時間と長時間できるため、ほとんどのレースはカバーできるでしょう。ただし、ウルトラ系のレースやロングディスタンスのトレイルレースなど、ごく一部のレースでは対応ができないでしょう。

• 通常使用：約10日間
• ヘビーユース：約5日間
• GPS連続使用：21時間

スマート機能・その他の機能

「Amazfit Active 2 Square」は、スマート機能として通知やカレンダーといった多彩な機能をもちます。公式のアプリストアには、多くのアプリが用意してあるため、必要となるアプリを探して追加すことができます。

サイズの比較

上記の画像の左から「Amzfit cheetah pro」、「Amazfit Balance 2」、「Amazfit Active 2 Square」の順で並べています。左の2モデルが、約47mm×47mmなのに比べ、「Amazfit Active 2 Square」は約43.32×36.9で、コンパクトなボディが一目でわかります。

Amazfit Active 2 Square の総評

「Amazfit Active 2 Square」は、装着感がよく 1日中はめていても気にならなく、カラダの様々なデータを記録してくれるため、日々のカラダの状態を把握するにはとても適したスマートウォッチです。ランニングなどのスポーツデータの計測でも特化モデルではないものの、十分な機能性を発揮してくれます。価格も比較的リーズナブルな部類にはいるため、ミドルクラスのスマートウォッチとしてお勧めできるモデルになっています。