「ゴミを出さないマラソン」をテーマにした湘南国際マラソンでマイカップ・ボトル持参のランナーが駆け抜ける
2022年12月4日(日)に神奈川県の湘南エリアで 3年ぶりに開催された「第17回 湘南国際マラソン」では、2022年の新たなテーマとして “ゴミを出さないマラソン” を掲げ、世界最初のマイボトル・ランナーとして約2万人が青空のもと湘南を駆け抜けました。
「湘南国際マラソン」では、カップやペットボトルなど大量のごみが発生するマラソン大会の在り方を顧み、将来のために、子供たちのために、地域のために、地球環境のために「使い捨てカップとペットボトルを使わない」マラソン大会ができないかと考えました。そこで、マラソン大会の新たなスタイルとして、ランナーは全員マイボトル・マイカップを持参するというルールを設定。補水は、コース上に 200ヶ所以上平均200m置きに設置された 2,500個以上のジャグ(給水器)で行います。これはペットボトルやプラカップゴミを出さないマラソン大会で、環境配慮型のイベントスタイルとしては世界初の挑戦となりました。
コース上には、ランナーにエコマナーアップを呼び掛けるエコ・ランナー、最後尾手前でコース上に散らかったゴミを拾うエコ・スイーパーが参加。そのほか、リサイクル・リユースできるTシャツ・シューズの回収BOXの設置や、地元の銘菓がズラリと並んだ給食所も。無事大成功に終わった世界初の“マイボトル”マラソン大会。ぜひ今後もご注目ください。
具体的な施策
今大会から取り組む「給水システム」を導入することによるCO2削減効果は、約6トンと試算しています(下記 1~4の合計値)。これは、500㎖のペットボトルに使われている資源を、約17万本分削減した場合と同等の効果となります。
- ペットボトル31,500本 → 全廃
- 紙コップ・プラカップ50万個 → 全廃
- フィニッシュ後配布ペットボトル(26,000本)→全廃
- 上記 1~3に伴う梱包段ボール、ゴミ袋、ゴミ箱 → 大幅減
- 参加Tシャツ → ペットボトルリサイクルによる繊維を使ったTシャツ。
- スタッフウェア → ペットボトルリサイクルによる繊維を使ったウェア。使用後は回収し、リユースを基本とします。
- 荷物袋 → 使用後の袋を回収し、次回大会の荷物袋を製作します。
- 大会プログラム → 大幅なページ数削減と電子化。
- 容器・包装など → 植物由来の素材活用。リターナブルの仕組み導入。
- エコ・フレンドシップ → 資源分別ステーション、エコ・ランナー、エコ・スイーパー の配置と実施。
大会概要
- 名 称
- 第17回湘南国際マラソン
- 開催日
- 2022年12月4日(日)
- 開催地
- 神奈川県 湘南エリア
- 種 目
- フルマラソン/ファンラン10km/ファンラン2km/ラン&ウォーク1.4km
- 全参加数
- 16,963名
- 主 催
- 湘南国際マラソン実行委員会
- URL
- https://www.shonan-kokusai.jp/
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