練習日誌をつけて目標を叶える!ランニング日誌をつけることの効果とは
一線で活躍するプロスポーツ選手には、トレーニングの「日誌」などの記録をつけて成功した人達が多くいます。世界を舞台に活躍したサッカーの中村俊輔選手や本田圭佑選手、アイススケートの羽生結弦選手も日々の記録や技術をノートに書いていたと話しています。また、マラソン界でも高橋尚子さんをはじめ、多くの選手がトレーニングの記録を「日誌」としてつけることを取り入れています。
- 【目次】
日記と日誌の違いについて
「日記」と「日誌」は、ほぼ同じように使われる単語ですが、「日記」は、出来事を心にとどめるため、個人の感想や感情などを中心に書きます。一方で「日誌」は、出来事などを後日の資料として使うため記録するという側面をもちます。
ちょっとした違いですが、ランニングでタイムやトレーニングの質を上げたい場合「日誌」として書いていくことが、効果を上げるためのコツになります。
アプリで記録するか、ノートに書き留めるか
ランナーの多くは、スマートフォンやGPSウォッチを使って、その日のランニングを計測したものを記録しているのではないでしょうか。これらのツールは、距離や時間、カロリー、心拍数まで計測ログがとれて便利ですが、ほとんどのアプリは、その日の体調や食事、トレーニングなどの細かい情報などの補足を書き込むことができません。
そこでお勧めしたいのが、デジタル機器で計測したうえで、ノートに「日誌」としてまとめていく方法です。その日のランニングのデータとともに、その日の情報や、走っている間に気づいたことなどを、メモ的に書き込むことができます。アプリを使うより自由度が高く、スペースがあれば好きなことを書いていけます。
また、トレーニングを振り返りながら、自分の手で書き込んでいくことで、その内容をイメージし、より深く落とし込んでいくことができます。
おすすめのランニングノート
市販されているランニングノートを紹介します。ランニングの記録が記入しやすく、後から読み返しても分かりやすいレイアウトになっています。また、ランニング雑誌のクリールやランナーズなどにも、新年度にあわせて「ランニングダイアリー」が付録についてくることがあります。
走った履歴が一目でわかる
ノートに記録をつけていけば、これまでのランニングの履歴が一目で見返せるようになります。市販のトレーニングノートや、ランニング雑誌に付録でついてくるランニングダイアリーは、見やすく記入欄が設けられており、日々の記録をまとめやすいアイテムになります。
走らなかった日も書き込む
ランニングを行った日だけ書けばいいと思うかもしれませんが、トレーニングは、休息も必要な要素になります。食事や休みのとり方で、疲労度の変化や、回復にかかる時間など知るいい機会にもなるので、気づいたことがあれば休息日にも書いていくようにします。
客観的な評価ができる
毎日のランニングを記録を一定期間つけていけば、見返したときに走行データなどを、客観的に分析することができます。分析を通して、取り組んでいるトレーニングの良い点や、うまくいっていない点などに気づけるようになるのです。この気づきを通して、トレーニングを見直して内容の改善や、新しい取り組みなどに反映させていくことが可能になります。
「日誌」が持つ利点は、過去のことを客観的な視点で見れて、より良いトレーニングに改善していける点です。仕事の生産性でよく言われる、PDCAサイクルと同じで、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)を繰り返していくことで、目標に近づいていくことができます。
成功した過去を振り返れる
ランニングを長く続けていれば、調子よく走れる時だけでなく、なぜか思うように走れないような時もやってきます。そんな時、うまくいってた時期の「日誌」を振り返れば、ヒントになるものが見つかるかもしれません。この「日誌」自体が、あなたの『虎の巻』としての役割を果たしてくれるのです。
書き続けることが重要
「日誌」は書き続けてなんぼのものですが、書くのは手間や時間がかかり、継続して書いていくのはなかなか難しいものですが、目的が決まっている場合は比較的続けやすいと言われます。この点で、ランニングの「日誌」は、目的がはっきりしているため、取り組みやすいものと言えます。
書き始めるときは、何かの目標を掲げて、まずはそれを達成するまで書き続けてみましょう。目標に到達して「日誌」を振り返ることができれば、それは1つの成功例として残ります。もし、途中で辞めてしまった場合は、この「日誌」方法があってないだけかもしれません。そして、もう一度トライするのも、ノートがダストボックス行きとなるのも、あなた次第のことです。
【補足】字を書くトレーニングになる
デジタル化が進む社会で、キーボードで文字を打つことが多く、紙に文字を書くことが少なくなった人には、「日誌」をつけるのは文字を書く良い機会になります。普段から書いてないと、いざ文字を書くときにうまく指が動かないことがあるので、「日誌」をつけて指先の器用を保ちましょう。
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