東北・三陸地方の311kmを6日間で走る「ステージレース三陸311」が、2021年夏に開催

ステージレース三陸311(STAGE RACE SANRIKU 311)

2021年夏に新しい日本最大級のステージレース「ステージレース三陸311(略称:SRS311)」が開催されることが発表されました。

「SRS311」は、東北・三陸地方の岩手県宮古市から、宮城県南三陸町までの311kmを、6日間かけて走るステージレースです。1日毎に設定されたゴール(キャンプ地)までの距離を走り、毎日の成績を集計していきます。初開催は、2021年夏で8月下旬を想定し、募集人数は500人を予定しています。

また、3日間で120kmを50人規模で行うプレ大会が、2020年8月21日(金)~23日(日)で予定されています。しかしながら新型コロナウイルスの感染状況により、実施の可否が5月下旬に判断されます。

STAGE RACE SANRIKU 311
https://www.srs311.jp/

「ステージレース三陸311」実施概要
名 称 
ステージレース三陸311(STAGE RACE SANRIKU 311)
略称:SRS311
開催日 
2021年夏(8月下旬を想定)
開催地 
岩手県宮古市・山田町・大槌町・釜石市・大船渡市・陸前高田市・宮城県気仙沼市・南三陸町
募集人数
500人(予定)
募集開始
2021年3月開始予定
プレ大会
2020年8月21日(金)~23日(日)予定
主 催 
特定非営利活動法人ディスカバー・リアス
https://www.discover-rias.org/

「ステージレース三陸311」について

ステージレース三陸311(STAGE RACE SANRIKU 311)

「ステージレース三陸311」は競走することだけを、目的にはしていません。複雑な入り江によるリアス海岸の絶景や、日本では珍しい“海を見ながら山を走る”トレイル、豊富な海と山の幸など、三陸の素晴らしさを発見していく旅です。途中には一部区間を三陸鉄道に乗って移動するという、ランニングレースでは異例のステージもあります。

そしてスタート、フィニッシュとキャンプ地は、東日本大震災で津波による大被害を受けた町々。震災から10年経ち、復興から次のステップに踏み出している地元の皆さんと一緒に、新しい三陸を盛り上げ、その魅力を国内・海外に向けてひろく発信して行くイベントです。

コースについて

スタートは岩手県宮古市の浄土ヶ浜。そこから南下し、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市、そして宮城県気仙沼市、南三陸町まで、2県に渡る5市3町を走ります。途中、三陸鉄道に乗車する移動区間もありますが、それ以外の走行距離の総計が311kmとなります。(2020年3月案、変更する場合もあります)

ステージレース三陸311(STAGE RACE SANRIKU 311)コース図

スタッフからのメッセージ「レースの企画の経緯」

このレースの構想が生まれたのは、東日本大震災直後のことでした。企画したスタッフは、被災地の復旧ボランティアに参加し、車で南三陸から宮古まで移動しました。その時、壊滅状態の被災地の間には美しい風景の山や岬があり、“海を見ながら山を走る”という他にはない魅力があることに気づいたのです。ここでランニングレースができたら素晴らしいのではないか…。しかし、被災地が復興するまではそのようなイベントはできません。

ステージレース三陸311(STAGE RACE SANRIKU 311)

そのスタッフはたびたび三陸に通って構想を練り、多数のランナーが泊まりながら進むステージレースならば、復興した町をさらに盛り上げることができるかもしれないと考えました。そして震災の記憶を受け継いでいきたいと、全長を311kmとすることにしました。その企画に賛同した仲間が集まり、NPO法人「ディスカバー・リアス」が発足。現在は岩手・宮城両県と、コースが通過する5市3町の自治体にご協力をお願いしており、地元の皆さんからは震災10年後からの新しいイベントとしてご期待をいただいています。

ステージレース三陸311 三陸鉄道