蚊がランナーを好んで刺してくる理由とは?

夏場に公園などの木陰で走って小休止をしていると、ランナーの周りには蚊達がどこからともなく現れ、血を吸おうと狙いを定めてきます。周りにベンチに座っている人や、のんびり散歩している人がいるのにも関わらず、蚊は好んでランナーに狙いを定めることが多いようです。これはなぜでしょうか?

【目次】

蚊に狙われやすい人の特徴

蚊

蚊に刺されやすい人には、いくつかの特徴があります。ウィキペディアには、蚊がターゲットを選ぶ時のプロセスを次のように説明しています。

蚊は二酸化炭素の密度が高いところへ、周りより温度が高いところへ向かう習性がある。体温、におい、周りとの二酸化炭素の密度の違いなどで血を吸う相手を探している。

ランニング中に休んでいたり、終了してクールダウンしているランナーは、二酸化炭素を多く出し、 体温も上がっているため、高い確率でターゲットになりやすいのです。運動時に発生して汗に混じる乳酸の匂いも、蚊を引き付ける要因になっています。また、黒い服や暗めのウェアを着ている場合にも、蚊が寄ってくことがあります。

蚊に刺されないためのランナーの対処法

蚊

ランニング中はカラダを常に動かしているため、走っている間は刺されることは、ほとんどありません。ウィキペディアにも『蚊は風速1m以上の風が吹く環境下では飛行できない』と書かれています。主に刺されるのは、休んでいる時や、ランが終わってクールダウンしている時。また、ランニングが終わってからしばらくは、退社が上がり、体温も高いので刺されやすい時間が続きます。

場所を選ぶ

蚊の多くは藪や草木の多い場所にいるため、開けた場所でランニングをしていれば、刺される可能性を減らすことが出来ます。競技用のトラックや河川の土手、市街地などは蚊は比較的少ないですが、公園は蚊に刺されやすい環境にあります。

時間帯を選ぶ

蚊は、種類にもよりますが、夕方から夜にかけて活発に活動し、特に夕方は多くの蚊が活発に活動します。そのため、夕方から夜にかけて走るランナーは、刺されやすい環境の中でランニングをすることになります。日差しのある日中は刺されにくくなりますが、夏の日中に走るのは熱中症や脱水などの違うリスクがあります。

明るい服装にする

明るめのウェアにすると、色で蚊を呼び込むことがなくなります。黒やダーク系のウェアを着ていて蚊に刺されることが多いランナーは、ウェアを明るいものに変えてみましょう。

ランニング後にシャワーを浴びる

シャワーを浴びて汗を洗い流すことで、蚊が好む匂いを取り除くことが出来ます。また、シャワーを浴びた後に服を代えれば、匂いの付いたウェアも着替えることが出来ます。

アルコールを飲むと蚊が寄ってくるかも

ランニング後の一杯は美味しいですが、アルコールの摂取は体温を上げる原因になり、蚊を引き寄せる原因になる可能性があります。飲む場合は、蚊がいない部屋などで飲めば、ゆっくりと休息の時間が過ごせるでしょう。

まとめ

ランニングをしてスッキリしているところを、蚊にチクりと刺されて痒くなってしまうのは、ちょっと不愉快なところです。気温が20度程度に落ち着く秋までは蚊の活動が続くので、蚊が寄ってくる原因を知っておいて、蚊に刺される機会を減らしていきましょう。

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