「大阪マラソン2023」の概要と結果・速報 - 2023年2月26日開催

大阪マラソン 2019の模様®大阪マラソン組織委員会

2023年2月26日(日)に、大阪府大阪市で「大阪マラソン2023」が開催されました。

レース結果

男子 レース順位

男子レースは、ハイレマリアム・キロス(エチオピア)が 2時間06分01秒で優勝しました。キロスは、2度目のマラソンでの優勝でした。2位に ビクター・キプランガット(ウガンダ)が 2時間06分03秒で入り、3位には アルフォンス・フェリックス・シンブ(タンザニア)が 2時間06分19秒で入りました。また、1位~11位までが大会記録を更新するタイムを記録しました。

  • 1位
    2:06:01
    ハイレマリアム・キロス(エチオピア)※大会新
  • 2位
    2:06:03
    ビクター・キプランガット(ウガンダ)
  • 3位
    2:06:19
    アルフォンス・フェリックス・シンブ(タンザニア)
  • 4位
    2:06:37
    チャールズ・カランジャ・カマウ (NTN)
  • 5位
    2:06:42
    スティーブン・モコカ(南アフリカ)
  • 6位
    2:06:45
    西山 和弥(トヨタ自動車)※MGC獲得
  • 7位
    2:06:53
    池田 耀平 (Kao)※MGC獲得
  • 8位
    2:06:57
    大塚 祥平(九電工)
  • 9位
    2:07:06
    メルハウィ・ケセテ(エリトリア)
  • 10位
    2:07:24
    定方 俊樹(三菱重工)
  • 11位
    2:07:28
    吉岡 幸輝(中央発條)※MGC獲得
  • 12位
    2:07:35
    川内 優輝(あいおいニッセイ同和損保)
  • 13位
    2:07:49
    作田 将希(JR東日本)※MGC獲得
  • 14位
    2:07:53
    イーヨブ・ゲブレヒウェット・ファニエル(イタリア)
  • 15位
    2:08:55
    土井 大輔(黒崎播磨)※MGC獲得
  • 16位
    2:07:57
    オマール・アイト・チタチェン(モロッコ)
  • 17位
    2:07:57
    小山 裕太(トーエネック)※MGC獲得
  • 18位
    2:07:58
    山口 武(西鉄)
  • 19位
    2:08:11
    西 研人(大阪ガス)
  • 20位
    2:08:11
    柏 優吾(東洋大学)
  • 23位
    2:08:29
    畔上 和弥(トヨタ自動車)※MGC獲得(2レース平均タイムによる)
  • 25位
    2:08:32
    河合 代二(トーエネック)※MGC獲得(2レース平均タイムによる)
  • 32位
    2:09:26
    大六野 秀畝(旭化成)※MGC獲得(2レース平均タイムによる)

女子 レース順位

女子レースは、ヘレン・トラ・ベケレ(エチオピア)が 2時間22分16秒で優勝しました。2位に ベイヌ・デゲファ(エチオピア)が 2時間23分07秒で入り、3位には 渡邉 桃子(天満屋)が 2時間23分08秒で入りました。また、1位~5位までが大会記録を更新するタイムを記録しました。

  • 1位
    2:22:16
    ヘレン・トラ・ベケレ(エチオピア)※大会新
  • 2位
    2:23:07
    ベイヌ・デゲファ(エチオピア)
  • 3位
    2:23:08
    渡邉 桃子(天満屋)※MGC獲得
  • 4位
    2:23:15
    リサ・ウェイトマン(オーストラリア)
  • 5位
    2:25:51
    西田 美咲(エディオン)※MGC獲得
  • 6位
    2:27:27
    唐沢 ゆり(九電工)
  • 7位
    2:28:44
    ビビアン・キプラガト(ケニア)
  • 8位
    2:30:01
    青木 奈波(岩谷産業)

レース経過

  • START
    天候は晴れ。気温 5.4度、湿度 52%、南西の風 0.5m/s。号砲とともに選手がスタート。ペースメーカーは、1km3分の設定で 30kmまでの予定。
  • 1km
    3分00秒で通過。ペースメーカーを先頭に、大勢の選手たちの縦長の一団から、先頭グループが作られ始めている。
  • 5km
    15分00秒で通過。ペースメーカーが設定タイム通りに大人数の先頭グループのペースを作っていく。
  • 10km
    29分57秒で通過。先頭グループは 74人の大集団で進行している。招待選手の K.サイモンが10km過ぎの給水で接触があった模様で、先頭集団より少し遅れてしまう。また、M.キベットも先頭から遅れていく。
  • 12km
    遅れていた K.サイモンが先頭グループに復帰する。
  • 15km
    44分59秒で通過。先頭グループは、67人と依然として大人数。
  • 20km
    59分59秒で通過。先頭グループは、56人。M.キベットを除く海外招待選手と国内招待選手は、先頭グループで走っている。
  • HALF
    1時間03分16秒で通過。単純にタイムを倍にしたゴール予想タイムは、2時間6分32秒。
  • 25km
    1時間15分00秒で通過。先頭グループは、49人。直後のスペシャルドリンクの給水では、川内優輝、定方俊樹が給水を取れない、接触など、混乱が見られた。ペースメーカーから太田智樹がここで外れる。
  • 30km
    1時間30分13秒で通過。ペースメーカーが全員外れる。先頭グループは42人。大六野秀畝が遅れ始める。
  • 31km
    川内優輝が先頭にでて、集団を引っ張る形になる。
  • 32km
    S.モコカが先頭に出てペースを上げ始める。V.キプランガット、H.キロス、A.デグら海外招待選手がそれについてく。一時先頭を走っていた川内は後方に下がっていく。
  • 35km
    1時間45分17秒で通過。先頭グループは、H.キロス、V.キプランガット、A.シンブ、M.ケセテ、S.モコカ、C.K.カマウ、西山和弥、池田耀平、B.テシャガー、O.アウトシュタイン、山口武の 11人。
  • 36km
    西山和弥が先頭にでる。
  • 37km
    V.キプランガット、A.シンブ、S.モコカ、H.キロスがペースをあげ先頭グループを作る。西山は 5位グループに後方に下がる。
  • 40km
    1時間59分45秒で通過。先頭グループは、V.キプランガット、H.キロス、A.シンブの 3人に絞られる。
  • 41km
    A.シンブが先頭より遅れ、V.キプランガット、H.キロスの 2人の勝負になる。
  • FINISH
    最後まで勝負はもつれたが、ゴール前でスパートをかけた H.キロスが 2時間06分01秒で大会記録を更新して優勝をした。2位に 2時間06分03秒でV.キプランガットが入り、3位には 2時間06分18秒でA.シンプが入った。

優勝者インタビュー

<男子 優勝者:ハイレマリアム・キロス(エチオピア)>
※通訳を介してのインタビューです。
ー レースを終えた今の気持ちについて
大変幸せな気分です。
ー スパート勝負になった、最後のポイントについて
当初から大阪マラソンのコースレコードの更新というのを 1つの目標として掲げており、それを成し遂げることができました。最後にスパートをかけたことも功を奏しました。大変満足しています。
ー 大坂のコースの印象について
高低差もあまりなく、ただ 30km過ぎからの高低差と折り返しが多いので、カーブが多いという印象を持ちましたが、どんなコースにも対応できるように練習を積んできましたので、大丈夫でした。

大会概要

2023年で 11回目の開催になる「大阪マラソン」は、ワールドアスレティクスのランクで “ゴールド” ラベルの指定を受けているレースです。ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ のシーズン2 において、男子は G1グレード、女子は G2グレードに指定されています。

パリ五輪に向けた「ジャパンマラソンチャンピオンシップ(MGC)」の出場選考対象になる MGCチャレンジ指定大会でもあり、男子は日本人の 1~3位で 2時間10分00秒以内、4~6位で 2時間09分秒00以内、もしくはワイルドカードとして着順に関係なく 2時間08分00秒以内、対象レース2本の平均タイムが2時間10分以内が MGC出場権獲得の条件になっています。一方、女子は日本人の 1位で 2時間28分00秒以内、2~6位で 2時間27分00秒以内、もしくはワイルドカードとして着順に関係なく 2時間24分00秒以内、対象レース2本の平均タイムが 2時間28分00秒以内が MGC出場権獲得の条件になっています。

また、「ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会」と「杭州2022アジア大会」の日本代表選手選考競技会も兼ねています。

大会情報
大会名
大阪マラソン2023(第11回大阪マラソン)
開催日
2023年2月26日(日)09時15分 スタート
開催地
大阪府大阪市
ラベル
ゴールド
距 離
42.195km
種 目
フルマラソン
主 催
大阪府/大阪市/(公財)大阪陸上競技協会
URL
https://osaka-marathon.com/
前回大会 男子 トップ3
1位
2:07:31 星 岳(コニカミノルタ)
2位
2:07:42 山下 一貴(三菱重工)
3位
2:07:52 浦野 雄平(富士通)
前回大会 女子 トップ3
1位
2:32:10 堀江 美里(シスメックス)
2位
2:36:28 青木 奈波(岩谷産業)
3位
2:39:45 青山 瑠衣(ユニバーサルエンターテイメント)

開催地とコース

開催地は、大阪府大阪市。大阪城公園の西側の大阪府庁舎前をスタートして、市内を走り大阪城公園の東側でゴールする 42.195km。路面は 30km~35kmにかけて高低差がある以外は、比較的フラットです。コースは、発着点の大阪城公園や、御堂筋、京セラドーム大阪、四天王寺などの名所を通ります。

コース紹介|大阪マラソン2023
https://osaka-marathon.com/2023/info/course/

主な参加選手

男子 招待選手
  • No.1 ハイレマリアム・キロス(エチオピア)
  • No.2 アバイネ・デグ(エチオピア)
  • No.3 ビクター・キプランガット(ウガンダ)
  • No.4 モーセ・キベット(ケニア)
  • No.5 アルフォンス・フェリックス・シンブ(タンザニア)
  • No.6 アヤド・ラムダセム(スペイン)
  • No.7 メルハウィ・ケセテ(エリトリア)
  • No.8 イーヨブ・ゲブレヒウェット・ファニエル(イタリア)
  • No.9 スティーブン・モコカ(南アフリカ)
  • No.11 定方 俊樹(三菱重工)
  • No.12 大六野 秀畝(旭化成)
  • No.13 カリウキ・サイモン(戸上電機製作所)
  • No.14 川内 優輝(あいおいニッセイ同和損害保険)
  • No.15 下田 裕太(GMOインターネットグループ)
  • No.16 大塚 祥平(九電工)
  • No.17 作田 将希(JR東日本)
  • No.18 服部 勇馬(トヨタ自動車)
女子招待選手
  • No.51 ビビアン・キプラガト(ケニア)
  • No.52 ヘレン・トラ・ベケレ(エチオピア)
  • No.53 ボルネス・ジェキルイ(ケニア)
  • No.54 ベイヌ・デゲファ(エチオピア)
  • No.55 リサ・ウェイトマン(オーストラリア)
  • No.56 レテブラン・ヘイレイ・ゲブレシラシエ(エチオピア)
  • No.57 サウド・カンボウチア(モロッコ)
  • No.61 福良 郁美(大塚製薬)
  • No.62 川内 理江(大塚製薬)
  • No.63 青木 奈波(岩谷産業)
車いす 招待選手
  • No.601 西田 宗城(ケニア)

放送・配信

テレビ放送
放送局
NHK総合
番組名
大阪マラソン2023
日 時
2023年2月26日(日)09時00分 ~ 11時54分
補 足
NHKプラスで同時配信あり
URL
https://www3.nhk.or.jp/sports/special/rr/osaka/
テレビ放送
放送局
YTV 読売テレビ
番組名
大阪マラソン2023 ~挑戦、その先へ
日 時
2023年2月26日(日)11時40分 ~ 13時05分
URL
https://www.ytv.co.jp/osaka-marathon/
ラジオ放送
放送局
NHKラジオ第一
番組名
大阪マラソン2023
日 時
2023年2月26日(日)09時05分 ~ 11時50分
ライブ配信
配信局
YouTube 読売テレビ ちゃんねる
番組名
【佐藤アナ】 フルマラソンに初挑戦‼Finishまで見せます!生配信
日 時
2023年2月26日(日)11時30分~
URL
https://www.youtube.com/watch?v=FXVUbohC6RI&ab_channel=読売テレビ
ライブ配信
配信局
YouTube 読売テレビ ちゃんねる
番組名
【鳥谷敬】 番組内ゴールに挑む‼Finishまで見せます!生配信
日 時
2023年2月26日(日)11時30分~
URL
https://www.youtube.com/watch?v=N5HM95HQCKg&ab_channel=読売テレビ