幕末の碓氷峠で行われた日本初のマラソン大会「安政遠足」を描いた映画「サムライマラソン」が2月に公開

日本初のマラソン大会と言われ語り継がれている「安政遠足」を描いた映画「サムライマラソン」が、2019年2月22日(金)より全国の映画館で公開されます。

映画「サムライマラソン」

映画「サムライマラソン」は、土橋章宏氏が2015年に発表した小説の「幕末まらそん侍」を原作にした娯楽作品。土橋章宏氏は、2014年公開の「超高速!参勤交代」や、2016年公開の「超高速!参勤交代 リターンズ」などの原作も手掛けています。

原作の小説版「幕末まらそん侍」では、「遠足」「逢引き」「隠密」「賭け」「風車の槍」の5章に分けられ、各章で異なる主人公が登場します。もちろん、ただ走るだけではなく、それぞれの立場や事情を伴いながら「安政遠足」に参加し、道中で様々なトラブルが巻き起こります。

映画「サムライマラソン」では、3章の主人公の唐沢甚内役を俳優の佐藤健さんが演じ、「隠密」のエピソードを軸に物語が展開していきます。

映画『サムライマラソン』公式サイト
https://gaga.ne.jp/SAMURAIMARATHON/

「安政遠足」とは

「安政遠足」とは、黒船が来航により徳川幕府が揺れ動く幕末の安政2年(1855年)に、現在の群馬県の安中藩で、藩主・板倉勝明が藩士の鍛錬のために、安中城内から熊野神社までの7里余り(約30km)を走らせたという実話。遠足に設定された道のりは、標高約1,000mある碓氷峠(うすいとうげ)を登る山道で、マラソンというよりはトレイルランニングと言った方がよいでしょう。
映画版では15里(約58.5km)

もちろん江戸時代では、参道とはいえ路面は舗装されておらず、ランニングウェアもトレイルランニング用のシューズもない時代。ゴールの熊野神社までの道のりには、多くの困難が待っていたことが想定されます。

碓氷峠を登る2つのマラソン大会

毎年5月第2日曜日には「安政遠足」に由来し、2019年大会で45回を迎える「安政遠足 侍マラソン大会」が行われています。「勝ち負けにこだわらず楽しく走りきる!」をモットーにしているため、サムライなどの仮装ランナーも多く、楽しみながら参加できる大会です。

コースは「峠コース(28.97km)」と「関所・坂本宿コース(20.15km)」の2つがあり、「峠コース」は、安中城址(武家長屋)から熊野神社までと、「安政遠足」とほぼ同様のルートを通り、高低差1050mあるハードなコースなっています。

第45回安政遠足侍マラソン大会【公式】
http://ansei-toashi.jp/

また「安政遠足」のルートは、群馬県の高崎市方面から熊野神社目指して上りますが、逆側の軽井沢方面から碓氷峠を登る「碓氷峠ラン184」という激坂コースを走るマラソン大会も開催されています。

【公式】2018軽井沢マラソンフェスティバル (2018碓氷峠ラン184+第9回サンスポ軽井沢リゾートマラソン)
https://karuizawa-mfes.com/