春のランニングを楽しむための花粉症の傾向と対策(2018年版)

【目次】

2018年の花粉飛散予報

寒い冬の日々が終わりを見せ始め、春の陽気の訪れとともに、スギなどの花粉が多くシーズンがやってきます。屋外で運動がしやすくなるなる反面、花粉症の人にとっては厄介な季節の始まりでもあります。

2018年の花粉の飛散量は、ここ10年間ではおおよそ平年並みですが、昨年の飛散量と比べると半数以上の都道府県で上回るとの予想が出ています。中部地方より北のエリアでは、昨年より飛散量が多めの傾向があり、太平洋側のいくつかのエリアでは非常に多いとされています。なお、北海道については少ないという予想が出ています。

2018年の花粉の飛ぶ量は?前シーズン比(スギ+ヒノキ 北海道はシラカバ花粉)tenki.jp|日本気象協会

飛散が始まる時期は、早い地域では2月10日前後からと予想され、2月中旬からは関東でも花粉が飛び始め、3月になると東北地方でも飛散し始めます。

花粉症の症状は、花粉が目や鼻などの粘膜に付着したり、花粉を体内に取り込んでしまうことが原因になって起こるアレルギー反応です。そのため、対処方法としては、なるべく花粉と接触しないようにすることが大事です。しかし、屋外を走るランナーに花粉は避けにくく、走っている時は無防備な状態で花粉に触れるとともに、呼吸が激しくなりより多くの花粉を取り込んでしまうことになります。

では、どのような準備や対策をすれば、花粉から受ける影響を減らせるでしょうか。

ランニングと花粉症

まず知っておきたいのが、ランニングをすること自体が花粉症を和らげる効果を持ち合わせていることです。

花粉症は、リラックスしている副交感神経が優位な時間に症状がでやく、カラダが活発に活動して交感神経が優位な時間には症状が抑えられる傾向があります。そのため積極的にカラダを動かすランニングは、それ自体が花粉症対策になり、軽い人であればランニングしている間は症状を感じなくなります。また、運動することは自律神経のバランスをとるのにも役立つので、平常時の花粉症の改善にもなります。

とはいえ、症状の重い人にとっては、このシーズンのランニングは厳しいものがあります。そこで、ランナーができる花粉対策を探っていきます。

花粉の飛散状況を見極める

花粉は、天候や時間帯により飛散する量に変化があります。

1日の中で花粉が多く飛んでいる時間は日中の正午から15時くらいまでの時間帯です。花粉は日光が当たり気温が高くなると跳びやすくなるので、気温が一番高くなりやすい正午過ぎは、花粉が多い時間帯です。また、夕方の時間にも増える時間帯があります。これは、日中上空に舞っていた花粉が、気温の下降とともに地表に落ちてくるためだと考えられます。

その反面、気温が低い午前中や夜間は比較的花粉が少なく、走りやすくなる時間帯になります。

花粉の多い時間帯花粉症環境保健マニュアル|環境省

飛散しやすい天候条件としては、晴れて日差しが気温が高い日や、空気が乾燥していて風が強い日です。春の日差しが暖かく走りやすいような日は、花粉の影響を多く受けてしまう可能性があります。

逆に雨が降った日は、花粉の量が少ないだけでなく、空気中の花粉が雨粒により地面に落とされます。そのため雨上がりは、ランニングするのには適しているといえます。しかし、雨が上がりの翌日で、天気が良くポカポカ陽気の時は、花粉が活発に飛ぶので注意が必要です。

花粉の飛散量の情報は「tenki.jp」、「ウェザーニュースタッチ」、「Yahoo!天気」などの天気予報アプリを使うと、エリアごとの飛散量を知ることができるので便利です。

体調を整え、ストレスをため込まない

花粉対策はストレスをため込まない

花粉症の症状は、睡眠不足やストレスなどでカラダのバランスを崩していると悪化しやすくなります。規則正しい生活を過ごすことは症状の軽減の近道ですが、日常生活が忙しい人にとっては、なかなか難しいことです。しかし、食事でしっかり栄養を摂ったり、睡眠時間を十分にとれる生活習慣を身につけられれば、花粉に有効な対策になるだけではなく、ランニングのパフォーマンスにも良い効果もたらしてくれます。

屋内でトレーニングをする

花粉の時期は屋内でトレーニング

花粉症対策としては、花粉の多い環境に行かないというのは最良の対策で、屋内のジムやスポーツ施設で活動をすることは、花粉の影響を最小限にしてくれます。外を走れないというストレスはありますが、トレッドミルやプール、ウェイトなどを有効に使えば効率よいトレーニングが可能です。

また、ジムなどのスポーツ施設は湿度が高いため、花粉が飛びにくい環境でもあります。

花粉対策グッズで対応する

花粉の時期は屋内でトレーニング

花粉が多い屋外を走る時は、花粉と接触をしないように、花粉対策のグッズで対策をとるようにします。

目のかゆみ対策

花粉を目に入れない対策としては、メガネやサングラスを装着して走ることです。さらに、目の周りをカバーしてくれるような花粉対策用ゴーグルであれば更に良いですが、メガネでも花粉をある程度は防いでくれます。ランニングから帰ってきたら、花粉用の目薬をさしたり、目の洗浄薬で洗ってアフターケアをします。

鼻のムズムズ対策

鼻や口は、マスクをして覆ってしまうと良いでしょう。マスクをしてしまうと若干の息苦しさを伴いますが、対策としては最良です。マスクは走っている時の息づかいで湿ってしまうので使い捨て用で、マスクの中では呼吸がしやすい立体型をお勧めします。また、鼻腔内にワセリンを塗っておくことも効果的です。

マスクをするのに抵抗のある人には、イオンの力で花粉を弾くスプレーや、鼻腔に塗ると花粉を捉えてくれる散布薬などがありますが、風を受けながら進むランニングの場合、その効果は限定的なものになります。

このような対策をしても、クシャミや鼻水は出てしまうものなので、最終的には鼻をかむことになります。ランニングに出かける時は、そのような事態になっても安心できるように、十分な量のティッシュをもって行きましょう。

家の中に花粉を持ち込まないようにする

ランニングから戻ってくると、ウェアやカラダには、目に見えなくてもたくさんの花粉が付着しています。そのため、花粉を家の中に持ち込まないように、ウェアは振ったり叩いたりして、花粉をしっかり落とし、カラダはタオルで拭きます。気をつけたいのは、髪の毛。帽子を被っていれば良いのですが、そうでなければ多量の花粉が紛れています。叩いたり、ブラッシングして落とし、家に花粉を持ち込まないように心がけましょう。

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