春のランニングを楽しむための花粉症の傾向と対策


春に散り始めるスギ花粉

寒い冬が終わり暖かくなりはじめ、屋外で運動がしやすくなるシーズンは、スギなどの花粉が多く飛ぶため花粉症の人にはつらい時期です。2017年の花粉の飛散は、2016年より多く2倍以上と予想されています。西の地方では飛散量が多く、関東より東の側では少ないようです。

tenki.jp|日本気象協会

2017年の花粉は、2月上旬から九州で飛びはじめ、中旬には関東地方でも飛散が始まります。その後は徐々に北上していき、3月後半には東北地方でも飛びはじめます。

花粉症の症状は、体の中にに入った花粉が異物と判断され、体外に排出しようとする反応です。そのため、対処方法としては、なるべく花粉と接触しないようにして、体内に入らないようにすることが大事です。しかし、屋外を走るランナーに花粉は避けにくく、走りに行ってしまえば呼吸が激しくなり、多くの花粉を取り込んでしまい大きな影響を受けてしまいます。

では、どのような準備や対策をすれば、花粉から受ける影響を減らせるでしょうか。

ランニングと花粉症

まず知っておきたいのが、ランニングをすること自体が花粉症を和らげる効果を持ち合わせていることです。

花粉症は、リラックスしている副交感神経が優位な時間に症状がでやく、体が活発に活動して交感神経が優位な時間には症状が抑えられる傾向があります。そのため積極的に体を動かすランニングは、それ自体が花粉症対策になり、軽い人であればランニングしている間は症状を感じなくなります。また、運動することは自律神経のバランスをとるのにも役立つので、平常時の花粉症の改善にもなります。

とはいえ、症状の重い人にとっては、このシーズンのランニングは厳しいものがあります。そこで、ランナーができる花粉対策を探っていきます。

屋内でトレーニングをする

花粉の時期は屋内でトレーニング

花粉症対策としては、花粉の多い環境に行かないというのは最良の対策です。そのため、花粉の量が少ない屋内のジムやスポーツ施設で活動をすることは、花粉の影響を最小限にしてくれます。外を走れないというストレスはありますが、トレッドミルやプール、ウェイトなどを使ってのトレーニングが可能です。ジムなどは、比較的湿度が高いため、花粉が飛びにくい状況という点も見過ごせません。

花粉の飛散状況を見極める

花粉のシーズンでも、天候や時間帯により飛散する量に変化があります。

1日のうちで花粉が多い時間は昼の時間帯です。花粉は日光が当たり気温が高くなると跳びやすくなるので、朝早くの気温が低い時間は比較的花粉が少なく走りやすい時間といえます。

花粉症環境保健マニュアル|環境省

雨の日は花粉の量が少ないだけでなく、空気中の花粉が地面に落とされます。そのため雨上がりは、ランニングに行くのに狙い目です。しかし、雨が上がりで南風が吹き気温が急に上昇した時は、あっという間に花粉が飛び始めるので注意が必要です。

花粉の飛散量の情報は、気象関連のホームページや、花粉情報のスマートフォンのアプリを使うと、いち早く飛散状況を知ることができます。

体調を整え、ストレスをため込まない

花粉対策はストレスをため込まない

花粉症の症状は、睡眠不足やストレスなどで身体のバランスを崩していると悪化します。規則正しい生活を過ごすことは症状の軽減の近道ですが、なかなか難しいことです。しかし、上手に生活習慣を身につけてしまえば、花粉対策になるだけではなく、ランニングのパフォーマンスにも良い効果もたらしてくれます。

花粉対策グッズで対応する

花粉の時期は屋内でトレーニング

花粉が多い中で外を走る時は、花粉対策のグッズで万全な対策をとります。ここで大切なのは、マスクやゴーグルをすると「見た目がカッコ悪くなるから」ということには目をつぶることです。

目のかゆみ対策

花粉を目に入れない対策としては、メガネや花粉対策用ゴーグル、ランニング用のサングラスを装着して走ることです。出来れば完全に目を覆ってくれるゴーグルタイプがお勧めですが、メガネなどでも花粉の進入をある程度は防ぐことができます。ランニングした後は、花粉用の目薬をさしたり、目の洗浄薬で洗ってしっかりケアします。

鼻のムズムズ対策

鼻や口は、マスクをして覆います。マスクをしてしまうと若干の息苦しさを伴いますが、対策としては最良です。マスクは走っている時の息づかいで湿ってしまうので使い捨て用で、マスクの中では呼吸がしやすい立体型がお勧めです。また、鼻腔内にワセリンを塗っておくことや、イオンで花粉をブロックスプレーを使うのも効果があるようです。

対策をしても、出てきてしまうものは仕方がないので、道中で鼻をかんでも安心するのに十分な量のポケットティッシュを持ってランニングに出かけましょう。

ランニングの後は家の中に花粉を持ち込まない

ランニングから帰ってくると身体や衣服には、目に見えなくてもたくさんの花粉が付着しています。家の中には花粉を持ち込まないようにするため、衣服を十分に払って花粉を落とします。また、髪の毛は特に花粉が付きやすいので、はたいたりブラッシングをして落とします。帽子を被っていれば髪の毛に花粉は付着しにくくなります。

家に入ったら、体を拭いたりシャワーを浴たりすると共に、うがいなどをして体についてしまった花粉をなるべく落とすように心がかるようにします。

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