紫外線に負けないランナーの日焼け対策


長時間野外を走るランニングは、夏の暑い季節だけでなく、冬でも天気の良い日には紫外線の影響を少なからず受けています。紫外線の量が多く強さも大きい夏場は意識して紫外線の対策をしたいところです。

日焼けの原因となる紫外線は年間を通して振り続けていますが、とりわけ多いシーズンは5月から9月で、1日の中では10時~14時頃が日差しの強い時間帯にあたります。このシーズンは、太陽が頭上から照っている時間帯ではなく、ひんやりした早朝や夕方の日が落ちてからの時間帯に走るのがお勧めです。日差しが強い時間に走ると日焼けするだけでなく、体力を消耗しやすく脱水や熱中症になるなど体調にも悪影響を与えることがあります。

直接の日差しがない雲りの日でも、紫外線が比較的多いため油断は出来ません。また、高所で気温が低く感じられる場所にいても、紫外線は標高が高くなると強くなるため、トレイルランニングで標高の高いところに行く時は気をつけたいところです。

紫外線に負けないランナーの日焼け対策

マラソン大会に出たり朝晩に走る時間が取れず日中走る人は、強烈な日差しに負けないようにしっかり対策をします。

ランニングウェアはUVカット素材を用いているものがあるので、それを着ることで紫外線を防いでくれます。長袖など肌を覆う部分が多いといいのですが、暑い夏には涼しげな半袖のウェアやハーフパンツなどを選びがちになります。そういう部分には、アームカバーやランニングタイツといった、体温調節しやすいアイテムを取り入れるのも一つの手です。

帽子は必須アイテムです。日差しから頭皮や髪を守ってくれるだけではなく、熱射病の対策にもなります。強い日差しから目を守るUVカットのサングラスもあったほうがいいでしょう。路面からの照り返しもあるので、帽子だけでは防ぎきれない目に当たる紫外線を防いでくれます。

日光が直接肌に当たる箇所には、十分日焼け止めを塗って少しでも日差しから肌を守ります。ランニングの時につける日焼け止めは、汗や水に強いウォータープルーフ仕様で、長時間の強い日差しをブロックできるSPF30以上、PA+++以上のものがお勧めです。日焼け止めを塗る際は、十分な量を使い2度塗りするなどして、しっかりと紫外線をガードできるようにします※1。焼けやすい鼻筋や頬骨部分や首後ろなどは特に意識して塗りましょう。耳は塗り忘れしやすい部位なので、忘れないように。また、髪の毛も日焼けしてパサパサになったりするので、気になる人はスプレー式のものを使って髪になじませます。

ランニング中は、汗などで日焼け止めは流れ落ちやすい状態です。タオルなどで汗を拭いたりすれば、日焼け止めも一緒に拭いてしまうことになりますので、LSDやトレイルランなどで長時間ランニングをする際は、塗り直しも必要になってきます。

ランニング後はほてった体を冷やし、日焼け止めを落として日焼けした箇所が水分を失わないように、保水力のある化粧水などで十分に肌をケアします。それと同時に、水などを飲んで体に水分の補給をします。この時は、肌にも良く糖分の補給にもなる果汁100%のジュースがお勧めです。

※1日焼け止めの効果は1平方センチメートル当たり2mgを皮膚に塗った時の値で、薄く延ばしすぎると十分な効果が得られないことがあります。

紫外線についての予備知識

地上に降り注ぎ人体に影響を与える紫外線は、肌の奥までに達しシワやたるみの原因となる「UVA」と、肌の表面を赤くほてらせ日焼け(サンバーン)を起こし、シミやそばかすの原因となる「UVB」の2種類があります。主な紫外線の影響は下記の3つになります。

  • 皮膚の老化を早め、シミ・シワの原因となる。
  • 目のトラブルの原因となる。
  • 髪の毛の水分をうばい、パサツいた髪になる。

日焼け止めについての予備知識

日焼け止めの効果の値は、PA値がUVAに対しての効果を、SPF値がUVBに対しての効果を表しています。

■PA値
UVAを防ぐ指標。強さに応じて、"+"の印で4段階に表示されています。

  • PA+   →効果がある
  • PA++   →効果がかなりある
  • PA+++  →効果が非常にある
  • PA++++ →効果が極めて高い

■SPF値
UVBを防ぐ指標。20分で日焼けし始める人だとSPF50であれば、約16時間の効果があるとされる。

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